托卵女子~貴方の遺伝子、頂けますか?~ (2) (コミックMELO) 1: 2024/06/30(日) 13:53:23.159 「どうしても好きな人の子がほしかったんですよね」そう言うのはハルカさん(37歳)だ。夫との間には7歳になる子がいるが、ふたり目はなかなか授からなかった。2年前に仕事関係で出会ったのが、3歳年上のテツオさん。彼にも家庭があったが、お互いに惹かれ合い、どうにもならなくなって関係を持った。「でもある日、ふと思ったんです。彼の子がほしい、と。」そして挑戦すること3カ月目、ハルカさんはテツオさんと体を重ねた数時間後に「受精した」と確信したそうだ。「思い込みかもしれないけど、『あ、今だ』とわかった」と彼女は言う。今年の春に出産、上は男の子だが、今回は女の子だったため、ハルカさんはほっとした。「男の子だと、どうしても父親に似てるとか似てないとか言われがちだから」「世間では『托卵』っていうんですか。なんだかピンとこない……。もちろん、夫に嘘をついているのは申し訳ないと思うけど、夫が娘を抱いていると、ああ、夫の子なんだなと思うことがあるんです。でもテツオが抱いていると、やっぱりテツオの子だ、と。いずれにしても私にとっては息子同様、自分の命に替えてもいい存在。いつか本当のことがわかったとしたら? 正直、そこまで考えていなかったけど、すべての責任は私がとるつもりです」彼女を責めることができるのは夫だけかもしれない。他人が善悪のジャッジをしていいとは思えない。ただ、彼女の娘が愛されて産まれてきたことはまぎれもない事実だ。 ※関連記事 女さん「探偵のせいで托卵バレた!!!絶対許さん!!!」→…