109 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2008/06/08(日) 10:57:27 ID:nKcBN+8r0流れが止まったんで長いけどごめん。ネタだと思って聞いて。4年位前の話。俺が高2のとき、婆ちゃんが死んだ。脳溢血っていうので、一回倒れて、そのまま病院から帰ってこなかった。お通夜では俺が別れの言葉を言わせてもらったんだけど、せっかく寝ないで考えた原稿もしゃくりあげて結局上手く言えなかったのが凄い心残りだった。それでその日の夜は俺の親父が蝋燭番(?)をしなきゃいけない日だったんだけど、親父は次の日の準備とか病院の片付けとかをやらなきゃいけなかったらしくて、親戚もそこまで気が回らなかったのか代役を立てずに蝋燭番なしでその夜を過ごしたんだ。でもまぁ実際蝋燭の火が消えるか消えないかでそんな大事にはならないし、夜通し起きている人もいるので火事の心配はないだろうと言うことだった。次の日、その日は葬式だったから朝から大忙しだった。母ちゃんとか女の人たちはみんなで料理を作ってるし、俺は親戚の子供をまとめて監視する役だった。 葬儀事態は何の滞りもなく終わって、参列者の方たちに帰ってもらったあとはみんなで飯を食った。でも俺だけはどうしても食欲がなくて、家族たちが今で夕食をとっている間ずっと婆ちゃんの棺桶の横で泣いてた。寝てるみたいに見えたのに、触ってみたら凄い冷たかった。そりゃそうだ。ドライアイスで冷やしてんだもんね。あれ。結局その日は飯を食わないで、そのまま仏間に一番近い部屋で、一人で寝た。婆ちゃんの家は古いけど大きな家で、家の前には小さいけれど紅葉とか松とかが生えてる庭もあった。俺はその部屋で縁側を頭の方にして眠ることにした。とは言っても結局俺は寝つけずに、何度も寝返りを打っているうちに夜も過ぎて、柱時計が3回音を立てて鳴った。寝よう、寝なきゃ。そう思って無理に目を閉じると、なんだか変な音がする気がした。…