元スレ 全てのレス 1: ◆4D9KaTFs/I:2016/05/21(土) 22:12:06.77 :/gzFMeqhO 彼女は三度目の誕生日を過ぎたばかりだった。 2: ◆4D9KaTFs/I:2016/05/21(土) 22:14:19.13 :/gzFMeqhO 土の匂いと草の匂い、それらが一緒くたになった匂いがしていた。 私はその匂いが嫌いだった。 そして夏の始まりを感じさせるこの気候が。 私よりも年下の若者たちが、異性に対して無防備になる季節がやってくる事を感じさせるこの気候が、それと相まって私を憂鬱にさせた。 「あつい、あつい」 彼女はまわらぬ舌でその言葉を繰り返している。 意味はわかっているのだろうか。…