1 名前:ばーど ★:2024/03/25(月) 17:47:46.05 ID:obFDAQdr.net ソウル市の公務員が作った即席めんが米国など海外市場に輸出される。 ソウル市は24日、「5月から米国と新興国を中心に『ソウルラーメン』が輸出される。市場の反応が良いソウルラーメンとチャジャンラーメンを40万個ずつ追加生産する」と明らかにした。 ◇「ソウルラーメン」累積29万個売れる人気 「ソウルラーメン」はソウルの味をアピールするために作った即席めんで、2月に発売された。味は2種類。日本の「東京ばな奈」やハワイの「ホノルルクッキー」のように都市を象徴するグッズとして即席めんを作った。地方自治体が独自ブランドの即席めんを作ったのはソウルが初めてだ。食品メーカーのプルムワンとともに作ったソウルラーメンは累積29万個が売れるほど反応も良い。発売当初はソウルの東大門(トンデムン)デザインプラザ(DDP)のデザインストアだけで売られたが、現在はロッテマートとホームプラス、クーパンなどに販路を広げた。 即席めん開発の主役はソウル市のブランド企画チーム長を務めるキム・ヒョンジョンさんと市があちこちから集めたチーム員だ。キムさんらは昨年8月に発表されたソウルの新しい都市ブランド「Seoul,My Soul」を知らせる役割を務めている。彼らが作ったグッズはボールペンとタンブラー、マグネットなど75種類に達する。キムさんは21日に中央日報と会った席で「韓国文化と密接ながら韓国人と外国人に確実に好まれる何かが必要だった」としてソウルラーメンを開発することになった契機を紹介した。 メイングッズとして即席めん開発を推進したが、その後は試行錯誤の連続だった。キムさんは主要な即席めんメーカーを訪ね歩いた。状況説明をしながら即席めん開発を引き受けてくれるか扉を叩いた。だが答は「金を払って買え」だった。「生産ラインを回すために最小注文量を満たしてほしい」という要求も多かった。その後キムさんはアプローチのやり方を変えた。即席めん会社を回って製品の趣旨を説明するプレゼンテーションをした。キムさんは「公務員になって19年ぶりに民間企業でソウル市を広報するプレゼンをした。以前は想像もできなかった」としながら笑った。限りない求愛の末にプルムワンと手を組んだ。 ◇2カ月以上「ソウルの味」求め…「ラーメンのにおいがする」苦情も 即席めんメーカーまで決めたが、製品開発はまた別の難題だった。ソウルを代表するだけに味と健康、個性などをしっかりと決めなければならなかった。健康のためカロリーを低くするのは基本。実際にソウルラーメンは360キロカロリーで既存製品より10~15%ほどカロリーが低い。キムさんは既存製品の包装だけ変えることは最初から排除したと話す。代わりにプルムワンの即席めんの味を基本に望む味を足し引きする作業を2カ月以上続けた。この期間にキムさんの事務室があるソウル市庁本館2階はラーメンのにおいが立ち込めたという。近くの部署からは「なんで毎日ラーメンのにおいがするのか」という苦情が入ったりもした。 開発中の即席めんを試食した呉世勲(オ・セフン)ソウル市長も「チャジャンラーメンがパサついて感じられる」と意見を出した。これと関連してキムさんは「チャジャンラーメンのカロリーを低くするためにネギ油を抜いたらめんがパサつく感じる問題があり、春醤(チュンジャン)の割合を高めて粘性を調整した」と笑った。販売製品であるだけに生産単価も悩まなければならない部分だった。実際にソウル市では市のブランドのピクトグラムで作った練り物の具を作ろうとしたがコストなどの理由から失敗に終わった。 曲折の末に即席めんを開発した後はパッケージをめぐり悩んだ。ソウルラーメンの字体とパッケージの色、プルムワンとソウル市のロゴサイズなどをめぐり協議が続いた。双方とも自分のロゴがよりよく見えるよう望んだ。結局ソウルラーメンのパッケージは今年のソウルの色である「スカイコーラル」を活用した。漢江(ハンガン)のピンク色の夕焼けに着眼した色だ。製品の説明文もやはり一行ずつ作って協議を継続した。もしかして起きるかもしれない問題に備えて法律検討も受けた。 ◇収益の一部は社会貢献に ソウルラーメンを通じて得る収益は基本的に企業のものとなる。代わりに販売収益の一部は社会貢献事業に使われる。キムさんは「苦労の末に開発した即席めんの販売が順調でひとまず幸い。即席めんをはじめ韓国人と外国人観光客がソウルをさらに楽しめる健康な食品を開発するだろう」と話した。続けて「すでに次の食品アイテム開発を進行中」としながら笑った。 中央日報日本語版 2024.03.25 13:07 引用元:…