福岡県宇美町で昨年11月、運転中にてんかん発作を起こして高校生ら9人をはねたとして派遣社員の男が逮捕された事件で、男が免許を更新した際、過去5年以内にてんかん発作を起こして意識を失ったことを否定する虚偽の申告をしていたことが捜査関係者への取材で分かった。福岡県警は近く、男を道路交通法違反(質問票の虚偽記載)容疑で福岡地検に追送検する方針。 男は同県須恵町の男(66)。県警は今月4日、自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで逮捕した。 捜査関係者によると、男は2022年3月、発作などを理由に医師からてんかんと診断され、運転を禁じられた。だが、その後の免許更新時、質問票の「過去5年以内に病気で意識を失ったことがあるか」の項目で「いいえ」とうその記載をした疑いがある。…