504 名前:なご1/2[sage] 投稿日:2008/02/14(木) 14:28:42 ID:YMv13lhp0 [1/2]>>503(*´∀`)(*´∀`)(*´∀`)バレンタインの思い出話をひとつ。ぬこ・親父注意。うちにはハデに喧嘩の強い雄猫がいた。でも家族にはでっれでれの優しい子だった。小学生の私は使えない妹分として扱われ、毎朝早くにスーツで出勤する父親をあがめていた。私が中学に上がり、制服を着込んで父親よりも早くに家を出始めると「ひょっとして見どころのある奴?」という感じで、お見送りとお出迎えをしてくれるようになった。そんなある日、家でチョコをラッピングする私の膝に乗らずに遠巻きで見る猫。いつもよりも早くウキウキ出かける私をお見送りしない猫。「嫉妬してる?」わかるのかな?」と笑いながら家族と話してたが、一ヶ月後のホワイトデー…家に男の子がきた。庭先で30分ぐらい立ち話して帰ったろうか。清らか過ぎる交際で、その時も照れながら「そんじゃまた学校で」と言って彼は帰って行ったが、505 名前:なご2/2[sage] 投稿日:2008/02/14(木) 14:30:13 ID:YMv13lhp0 [2/2]赤い顔で玄関に入った私を待っていたのは、仁王立ちの猫だった。「どしたの?」とだっこする私。逃げずに抱かれる猫。次の瞬間、強烈なねこびんたが私を襲った。ツメは出してないがナックルが効いていて、きゃしゃなメガネが吹っ飛んだ。思わず手を離しても、残りの足でばっちりセーターにしがみついてて落ちない。繰り出されるねこびんたラッシュ。うるぁあああ、がああお、がああお、と、猫同士の喧嘩の時にも聞かないタイプの大声で泣きわめいて、私から飛び降りるとその日一日帰って来なかった。どこの馬の骨だ!おれは許さんぞ!という昔のTVドラマみたいな親父の逆上にあったのはあれが最初で最後。その2年後に天寿をまっとうした。人間の方の親父にはそんなふうに怒られたことすらなく、去年結婚した。オヤジとにゃん吉(2) (サンデーうぇぶりコミックス)片倉頼小学館2023-11-10…