1: 少考さん ★ 2023/12/26(火) 17:02:06.18 ID:HLbPKTMD9 親から尊重されず暴力や暴言を受けたり、親と別離・死別したりする「逆境体験」を18歳までに多く経験すると将来どういった影響が出るのか-。全国2万人を対象にした調査の結果、心身の病気や経済的な苦境、人間関係上の困難さといった人生のあらゆるリスクが高まることが明らかになった。子供期の逆境体験は英語の略語から「ACE(エース)」と呼ばれる。米国では対策に国家レベルで取り組んでおり、専門家は「日本も影響の重大さを直視すべきだ」と訴える。 世代間で連鎖も ACE研究は1990年代、米国の医師が肥満の背景に子供期の逆境体験があることを発見・発表したのを機に始まった。日本では散発的な研究にとどまっているが、龍谷大の三谷はるよ准教授(福祉社会学)が今年、大規模調査をもとに初の入門者向け新書『ACEサバイバー』(筑摩書房)を出版した。 大規模調査は令和3年に京都大が実施し、20~69歳の男女2万人から有効な回答を集めた。18歳までに、親から殴られた▽家族から大切に思われていないと感じていた▽親が別居や離婚をした▽母が暴力を受けていた▽家族がアルコールの問題を抱えていた-などACEとなる10項目を質問。対象者の約4割が、1つ以上のACEを経験していることが分かった。 一般に貧困家庭で育つと貧困になりやすいといった傾向は知られるが、三谷氏はこうしたほかの要因を排除する統計的な処理をした上で、ACEの該当数(ACEスコア)が人生にどう影響するかを分析した。 その結果、スコアが4以上の人はゼロの人に比べ、健康面で「重度のうつ・不安障害」に4倍、「自殺念慮あり」に4・4倍、社会経済面で「中卒」に2・9倍、「失業」に1・8倍、人間関係で「未婚」に1・3倍、「離婚」に1・9倍なりやすく、スコア1~3でも段階的にリスクが増加する傾向があった。 リスク軽減は可能 ACEはなぜこれほどの影響を及ぼすのか。医学分野の最新研究では、慢性的なストレスにさらされることでホルモン分泌の異常や脳の萎縮、DNAの働きの阻害が起きることが分かってきた。体内が変化することで、スコア4以上の人はゼロの人より脳卒中に5・8倍なりやすくなるなど、具体的な病気のリスクが高まることも三谷氏の研究で判明している。 「生まれ育った環境次第で手かせ、足かせがつけられる。大きな不利を背負い、生きづらさやしんどさを感じている人が少なからず存在するのが現実だ」と三谷氏。一方で研究から得られた〝希望〟は、ACEの影響は確実に減らすこともできるという事実だった。 妊娠・子育て期に家庭に適切な支援を行えば、リスクの現実化を防ぐことができる。また人とのつながりを感じる18歳までの「ポジティブな体験」はACEと正反対に働き、あらゆるリスクを減らすことも分かってきた。 (略) ※全文はソースで 日本人「家建てたろ!窓は“アルミサッシ”でええか」 海外の人「wwwww」…