電動キックボードの利用の広がりを受け、国土交通省がインターネットで販売されている製品の安全性を調べたところ、6車種でブレーキの性能が低いなど基準に適合していないことがわかりました。国土交通省は製品名を公表し、基準に適合していない製品の使用を控えるよう呼びかけています。 国土交通省はインターネットで販売されている電動キックボード81車種のうち、情報提供などから、安全性を定めた保安基準に適合していないおそれのある10車種の調査を行いました。 調査はそれぞれの製品を1台購入して行われ、その結果、6車種で基準に適合していないことがわかったということです。 国土交通省によりますと、6車種は、 ▼「Yoi」の「Yoi-S1」、 ▼「Smacircle」の「S1M」、 ▼「MOBIーBIKE」の「EXCEED TKG Ver」、 ▼「FUGU」の「MF-EKRA01S-BK」 ▼「RICH BIT」の「ES1ーPro」、 ▼「COSWHEEL」の「MIRAI TーLite」です。 このうち、「FUGU」の製品はことし7月の改正道路交通法の施行まで、「一般原動機付自転車」の区分で販売されていたということです。 6車種の中には、ブレーキをかけてから止まるまでの距離が基準より長かったものや、駐車するためのスタンドがなかったり、段差を安定して走行できなかったりしたものがあったということです。 また、ウインカーやブレーキランプがなかったものや、ランプの明るさが基準を下回ったものもありました。…