1: 田杉山脈 ★ 2023/09/08(金) 21:02:13.94 ID:hmxYtO0X 10月から始まる「インボイス(適格請求書)制度」の影響で、アニメ声優の3割弱が廃業を検討している――。こうした状況が、声優の有志団体のアンケートで明らかになった。制度の導入後、声優業にどのような影響があるのか。実態を探った。 アンケートを実施したのは、人気アニメ「SPY×FAMILY」に出演するなど芸歴23年目のベテラン声優、甲斐田裕子さん(43)らが2022年8月に設立し、東京都内を中心に制度の反対運動をする「VOICTION」。同年9~10月、制度導入による影響を調べるためアンケート(有効回答数969人)をすると、「収入が減ると思う」が77%、「廃業するかもしれない」との回答は全体の27%に上った。 制度導入のメリットについて国は、企業などが消費税の納税額を正確に計算でき、消費税に関する不正やミスを防ぐことに役立つと主張する。制度の負担軽減措置として、免税事業者と取引をした企業が消費税の納税額を一部控除できる「経過措置」(2029年9月末まで)なども実施する。 一方、制度の導入後は、免税事業者がインボイスを発行しなければ取引先の企業(課税事業者)の税負担が増えるため、「仕事を減らされるリスクがある」と、俳優や漫画家などの有志団体も制度反対の声を上げている。今回の声優を対象にしたアンケートでは、所属事務所などの取引先から「インボイスの発行が無い場合、今後の取引をしない」「発行しないなら、その分報酬を値引きする」と圧力がかかっている声優がいる実態も浮かんだ。 甲斐田さんによると、一部の人気声優を除き、多くの声優がレッスン代などに多額の経費を支出し、アルバイトで生計を立てており、収入が下がると生活を維持できないという。その上で「インボイスを発行すれば課税されて減収、発行しなければ仕事が減る『地獄の選択』を迫られる。廃業する声優が続出すれば、日本のアニメ文化は壊れてしまう」との懸念を示した。 (略)【加藤佑輔】 ◇インボイス(適格請求書)制度 軽減税率で消費税が8%と10%の複数税率になったことに対応し、正確な税額計算を求めるために導入される制度。消費税の納税では、買い手(芸能事務所など)が売り手(声優ら)に仕事を発注した際に支払った報酬の消費税分が控除される「仕入れ税額控除」という仕組みがあるが、10月以降は控除に「インボイス」の発行が必要になる。 引用元: ・【社会】インボイス制度は「地獄の選択」 アニメ声優の3割弱が廃業を検討 [田杉山脈★]…