こうした中、8日も新たな疑惑が発覚。 部品の不正転売が行われていたと、元社員のBさんが、FNNの取材に証言した。 元社員・Bさん「サービス部門の工場長がいないということで、『あれ? どうしたの?』とほかのスタッフに聞いたら、部品をくすねて、どこかに売っていたという話を聞きました」 自ら勤務していた店舗だけでなく、ほかの店でも、うわさされていたという不正転売。 車検を利用して行われていたという。 その手口は、本来変える必要のない部品を、車検の見積もりに計上。しかし実際には、その部品を交換しないまま、車を客に返却するというもの。 元社員・Bさん「その部品が、新品のまま余りますよね。新品の部品であれば、ほかに転売することも可能なので、小遣い稼ぎにポケットに入れるって」 車検を介して、客に新しい部品を買わせる形で、その部品を使わずに新品のまま転売して、利益を得る。 こうした行為の背景に、兼重宏一前副社長らを筆頭とする、パワハラ体質があったと元社員は指摘する。 元社員・Bさん「パワハラで押しつけられている現場のスタッフからしたら、こんな会社つぶれてしまおうが、どう思われようが知ったことじゃないって、悪いことでも平気でやってのける人間だけが生き残れる会社が、ビッグモーターだと思う」…