1: muffin ★ NL4yEID39 2025-09-07 17:24:30 9/7(日) 6:01 俳優の山田孝之氏による「日本の俳優ももう少しギャラをあげてほしい」という発言が、論議を呼んでいる。 ネットのコメント欄などを見るかぎり、ネガティブな反応のほうが明らかに多いようだ。「日本は業界の規模は小さいから海外と同じ額を出せないのは当たり前」、「日本の俳優は演技を正しく学んでもおらず、レベルが低いから当然」などと言った客観的指摘もあれば、「一般人から見れば十分高いだろう」と感覚のズレに不快感を見せるコメントもある。 山田氏は、自身だけのためでなく、日本の俳優仲間のために大事なことを言った。だが、結果的に出た反応は、2023年のハリウッドの映画俳優組合と脚本家組合のダブルストライキに対するアメリカでの一般人の反応とは対照的だった。 (中略) そのトークパネルで、山田氏は「日本は、外と比べるってことじゃないんだけど、やっぱり安い」とも言っている。「外と比べるわけじゃない」とは言いつつ、比較対象はおそらくハリウッドだろう。だが、その「もっともらっている」はずのハリウッド俳優が「さらに賃金を上げろ」と言ったら応援されたのに、山田氏が日本の俳優たちを代表するつもりで正当と思える問題提起をしたら批判されたのは、なぜか。 それは、プレゼンのしかたがまずかったからだと、筆者は考える。今回については、発言した人、発言した相手、その機会、すべてが正しくなかった。まず。山田氏は、Netflix10周年イベントという華やかな場に、選ばれて登壇していた。彼が指名されたのは、人気作品に出演する有名俳優だからだ。つまり、多くの日本の無名俳優よりはギャラをもらっている。少なくとも、一般の観客、視聴者は、そう理解している。 そんな人物が、呼ばれるのが光栄である舞台で突然、「ギャラが安い」と何の脈略もなく言い出しても、一般人にはピンとこない。安いと言ってもどのくらいなのか、そもそも見当もつかない。だから「何と比べて?ハリウッドと比べて?だったら、そりゃそうでしょ、日本の俳優にはトム・クルーズやブラッド・ピットのような集客力はないんだから。彼らと同じくらいくれと言うわけ?」となってしまう。 山田氏はまた、演技という本業でもらえるギャラが低いせいでCMに頼らざるをえないとも述べた。事実であるにしろ、これを聞いても普通の人は誰も「かわいそうね。それは問題だわ!」とは思わない。そもそも1本CMに出て、いくらかわからないけれどもかなりの額を短い時間で稼げるなど一般人にしてみたら羨ましいかぎりであり、贅沢な不満にしか聞こえない。 さらに、山田氏は、「もちろんほかの映画に比べて、Netflixはギャラは良いです」とも言っている。ほかよりすでに払ってくれている会社に対して直談判をしたところで、言われたNetflixにしたら「じゃあ他社に言えば?日本において、うちはもうほかよりやっているということでしょ?」となる。 続き・全文はソースをご覧ください…