実家の照明、約5割が「蛍光灯のまま」もしくは「現状把握せず」 10年以上交換せずのケースも多数 2027年の製造終了前に確認を|まいどなニュース 2023年10月末にスイスのジュネーブで開催された「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議」にて、一般照明用の蛍光ランプ(蛍光灯)の製造・輸出入が2027年末までに段階的に廃止されることが決定された。 パナソニックは、2027年9月末までに蛍光灯の生産を終了予定。実家の照明に関する調査結果: パナソニック株式会社が2025年7月に実施した「実家のあかり環境」に関する調査(対象:実家から離れて暮らす20代~50代の男女800人、インターネット調査)によると: 実家の照明器具について、LED照明に「まだほとんど変えていない(ほぼ蛍光灯)」(10.3%)、「まったく交換していない(すべて蛍光灯)」(14.3%)、「わからない」(26.1%)を合わせると50.7%で、約半数が蛍光灯のままか現状を把握していない。 実家の蛍光灯器具の使用年数について、「10年以上使用している」と回答した人が半数以上に上る。LED交換の状況と意識: LEDに交換していない人の約半数が「実家の照明器具の確認は不要」と回答。 4人に3人が「蛍光灯の製造が2027年末までに終了することを知らない」と回答。 蛍光灯からLEDへの交換には、場合によって電気工事が不要なケースと必要なケースがある。工事が必要な場合、節電効果が得られないことや火災の原因となるリスクがあるため、事前確認が重要。2027年問題とその影響: 「蛍光灯の2027年問題」と呼ばれ、蛍光灯の入手困難や値上げ、品不足が予想される。 環境省や経済産業省が規制の周知を進めているが、認知度はまだ低い。 企業や家庭は、蛍光灯のメンテナンスが難しくなる前に、LED照明への計画的な切り替えが推奨されている。…