元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします:2022/11/20(日) 20:10:46.81 :sM+HMvIC0 ■春 彼を犯す。手篭めにする。 物騒な話だけど、別にありえない話じゃない。だって、私は怪盗団。それぐらい悪いことをしてもおかしくない。 だって彼が悪いんだ。あんなにいい男の癖に、私に中々手を出してくれない。ならこっちから手を出すしかない。そうして私は彼を襲った。 彼を部屋に呼び、ベッドに押し倒し、そのまま襲った。抵抗はされたけど、私が本気を出せば彼に勝ち目はない。彼も鍛えてるけど、私も護身術の一つ、二つは習っている。あっという間に組み伏せた。 彼は私の下で必死に許しを乞うていた。でも私はやめない。むしろその必死さが愛おしかった。 彼の体は素晴らしかった。とても筋肉質で引き締まっていた。それに体毛も薄くて、肌はきめ細やかだった。 (綺麗……) 女の私が嫉妬する美肌だった。触ると吸い付くような感触が気持ちよかった。 そして一番興奮したのは匂いだ。汗の臭いと精液の臭さが入り混じった男のフェロモン。それが私の脳髄を刺激した。もっと嗅ぎたいと思った。だから彼の顔に自分の顔を近づける。するとどうだろう?濃厚な雄の香りが鼻腔を満たしていくではないか! 頭がクラクラした。まるで麻薬みたいに強烈な多幸感に包まれる。ああ、なんて素敵なのかしら。こんな素晴らしいものを独り占めできるなんて……。 私はキスをした。舌を入れて絡ませる大人のキスだ。 彼も応えてくれた。最初は驚いていたようだけどすぐに受け入れてくれた。 嬉しかった。心の底から歓喜に打ち震えた。…