ホンダは欧州で、従来“ホーネット コンセプト”と呼ばれていたニューマシンを正式発表した。その名も「CB750 ホーネット(CB750 HORNET)」だ。 クラスをリードするパワーウェイトレシオを標榜し、91.8ps/7.65kg-mを誇る新設計の755cc並列2気筒・ユニカムSOHC4バルブエンジンを装備重量190kgのパッケージにまとめ上げた。ミッドレンジの力強さとトップエンドパワーを両立するエンジンはスロットルバイワイヤで制御され、3段階のライディングモードを実装。3段階のホンダセレクタブルトルクコントロール(HSTC=トラクションコントロールシステムに相当)には、ウイリーコントロールと3レベルのエンジンブレーキコントロール、パワーデリバリー制御が統合されている。 新設計フレームには前後SHOWA製サスペンションを装備。フロントはSFF-BP、リヤはリンク式モノショックだ。フロントブレーキはダブルディスク+ラジアルマウントキャリパーで制動力とコントロール性を両立する。 5インチフルカラーTFTのメーターパネルには、スマートフォン接続することで利用可能なHSVC(ホンダスマートフォンボイスコントロール)を採用。灯火類はフルLEDで、ウインカーにオートキャンセル機構とエマージェンシーストップシグナル(急ブレーキでハザードが高速点滅)を組み込んでいる。 価格は未発表だが、配布された写真素材にはビギナー対応をイメージさせるものも多く、欧州メディアが予想する8000ユーロ(日本円換算約110万円)というのはあり得るセンだろう。…