今までにあった修羅場を語れ 3757: おさかなくわえた名無しさん 2013/06/14(金) 13:46:14.27 ID:bL5we0cy 誰とも揉めたわけではないけれど子供の頃の個人的な修羅場。 幼稚園年長の頃そろばんを習っていた。 その教室でクリスマス会が開かれた。 幼稚園と小学生で数十人は集まっていたと思う。 オレンジジュースとお菓子が出て、暗算大会とかがあって 最後の方でプレゼントのくじ引きがあった。 前に出て番号を引き、その番号のプレゼントを次々に受け取って行った。 私のは上位の賞だったので鉛筆やペン、のり、メモ帳などが 沢山入った素敵な文房具セットだった。 本当に嬉しくて大金持ちになったような気分だった。 「三丁目の夕日」みたいな環境だったので我が家では文房具一つ一つが宝物だった。 何度も取り出しては眺め、なおしてはまた眺めて「早く家に持って帰って お母さんに見せよう、妹には何か一つ分けてあげてもいいかな」と思っていた。 私の前の席には小学生の4~5年生くらいのお姉さんが二人座っていた。 曜日が違ったみたいで、知った顔ではなかった。 その二人が何回か私を振り返っていたことを覚えている。 終わったあとでそういうことだったのかと気づいたのだけれど そのときは別段何も思わなかった。 そして一人が私に「ねえ、これとそれ、かえっこしよ」 「こっちの方がたくさん入っているよ」みたいな事を話しかけてきた。 もう一人の人も「私ならかえっこする。 絶対こっちの方がいいもん」のような内容で薦めてきた。 私は素直に信じた。 「私が小さいからもっといいものを譲ってくれようとしているんだ、 なんて優しいお姉さんたちなんだろう」と。…