元スレ 全てのレス 1: ◆GGi0oSrGxK.8:2017/08/13(日) 17:02:13.23 :oP7bi4JqO 和「ごめんなさい」ペッコリン インターハイが終わってもまだ長野の夏は暑い。 和「須賀君のことは嫌いじゃありませんけど」 和と二人きりになれた部室掃除のタイミングで、俺は勇気を出して告白した。 和「そういう対象として見られるかと言われれば、ちょっと」 和は申し訳なさそうに俺から目をそらして、頭を下げた。 京太郎「あ、俺こそ突然こんなこと言っちまって、わりぃな」 心のなかでいろいろな思いが錯綜する。入部動機は半分以上和だった。でも今は違う。一生懸命頑張る彼女たちを支えることが楽しくてーーでも、知れば知る程和の魅力に惹かれていってーー 和「すみません、失礼します」 やっぱり駄目かぁ。なんとなくわかっていた。でも言葉にして突きつけられると心臓を鷲掴みにされるように苦しい。 京太郎「和!最後に教えてくれ。俺の、何が駄目なんだ」 口に出して激しく後悔した。こんな女々しい事を聞いちまったこと。何を言われても多分傷つく結果にしかならない、ということ。 和「えっと」 和はかるくため息を付いて、覚悟を決めたのか俺の目を真っ直ぐ見た。せめてまっすぐに気持ちを伝えた俺に、誠意を持って応えるように。 和「自分より弱い男の人は、なしですね」…