今までにあった修羅場を語れ【その12】 undefined 899: ↓名無し↓ 15/08/28(金) 20:25:48 ID:log 数年前に夫が死んだ。事故だった。はっきり年数を書くとひょっとすると身バレするかもしれないんで伏せるけど年単位で前の事なのは本当。昨日今日の話ではない。当時だって普通に(人並みにって意味で)悲しかったしまだ子供も居なかったけど呆然とした。なんというか「今後の人生が今まで思ってたものと全然違ってきちゃうんだ」みたいな事を考えて呆然とした。「もう後はどっちかが死ぬまでずっとこの人と一緒!」みたいに思ってたのがこんなに急にその日が来るとは信じられなかった。でも取り乱して泣き喚くまではいかなかった。事故は夫の身内(姉妹兄弟の誰か。これ以上は伏せます)も一緒にだったので義理の両親の嘆きようはとてもとても深かった。一度に我が子が二人もだから無理もなかった。特に義母はお気の毒で見ていられないくらいだった。老いつつある親より子が先に逝くという事は、こんなに辛く悲しい事なんだと。そしてそれを目にしていたら「そうか、私はたった数年一緒だっただけなんだよなあ…」みたいな気持ちがわいてしまい義母以上に泣くのも何か申し訳ないとか思ってしまった。それからまた私は一人暮らしに戻り、数年たって学生時代に仲の良かった子からたまたま連絡が来た。彼女は私が結婚した事は知っていたが夫と死別した事は知らなかった。用件は他愛のない事で(学生時代の恩師の今の連絡先分かる、とかそんな程度)それ自体はさっさと終わってしまったんだけど二人とも名残惜しい感じで色々とお喋りした。彼女は既婚で子供はまだ。今は旦那さんは長期出張中。なぜかつい私も「ウチも旦那、今は居ないんだー」と言ってしまった。その時点では嘘をついたとまでは感じてなかった。彼女はそれを「出張中」という意味で受け取って(そりゃそうだ)「出張中の旦那持ち妻」のネタで軽く愚痴ってきた。「あるある!」と私も乗って喋った。喋ってる内に本当に夫は単に出張中のような気分になってきてその電話の最中は凄く楽しかった。…