元スレ 全てのレス 2:znAUHOH90 1:2017/04/26(水) 01:09:15.76 :kIea3Dc10 「あー……取れねぇ」 「どうしたの?」 「睫毛が目に入った。」 「ダメよ、指で取っちゃ。見せて。」 出来損ないのウィンクみたいな妙な表情にしかめているプロデューサーさんを見かねて、デスクに座ったままうなる顔を覗きこむ。 ていうか鏡も見ずに取れるわけないじゃない、もう。 「良いよ、放っとけばそのうちとれるさ」 「私、男の人の目のごみ取るの好きなの。」 「なに!?」 「嘘よ。いいから見せて。」 女の子は、お姫様扱いしてほしいのと同じくらい、世話を焼きたいものなの。こういうときは大人しく言うとおりにさせなさい。 「おい、奏。」 あら、唇が切れてる……って、こないだ私が噛んだところね。 あまり長引くようなら、軟膏でも塗ってあげようかしら。 睫毛、意外と長いわね。確かに目に入りやすいかも。 こら、ちゃんと正面を向いてくれないと、見にくいわ。…