元スレ 全てのレス 2:以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします:2017/02/05(日) 22:27:09.86 :pfbwwVHk0 自分らしくなんかないって、自覚は勿論あるけれど。 アタシ、アイドル南条光に、柄にもなく恋人が出来た。 アイドルと言えば女子が憧れるものの代名詞だが、アタシが目指す像はそれと少し違う。 猫みたいに歌って可愛がられるのではなく、困難にぶつかった人を励ませるように歌う、ヒーローみたいになるのが目標なんだ。 ……そのせいと言うワケじゃないが、アタシには女の子らしさってものが、とことん欠けてしまってる。 好きなものと言えば特撮ヒーロー! 休日と言えば筋トレだ! と過ごしていたから、愛嬌がとことん足りてないんだ。 そんな華やかさと縁遠い女子をアイドルに改造しようとスカウトした物好きは、今は担当プロデューサーをやってくれてる。 冗談好きだけど仕事熱心で、幼い趣味を公言できないでいたそれまでとは違う人生を教えてくれた彼は、優しくてカッコいい大切なパートナーだ。 プロデューサーは声をかけてきた際、可愛くなれとか、女らしさを磨けだの、窮屈なことは一言も言わなかった。 むしろ逆に、自分の好みを活かせ、誰よりも尖れと、趣味を一人で楽しむだけだったアタシに勇気をいっぱい授けてくれた。 ……そう支えて貰ったお陰で、女の子っぽい心が実っちゃったのは、なんだか皮肉という感じがする。 ダンスやボイトレを沢山してもらって、困難なお仕事を一緒に乗り越えて。 一緒にいると、胸元がほんのりくすぐったくなってしまうことを自覚したとき、気持ちを抑えきれず告白してしまった。 小学生よりもチビな中学生では相手にならないんじゃないかと不安で仕方なかったけど……アタシを女の子として見ていたんだって告白返しされて、無事に心を受け止めて貰った。 そうして両思いになったはいいが、それで生まれたのは沢山の強敵。 たとえば変装を勉強したりとか、お弁当づくりとか彼女っぽいことを覚えたりとか、挑むべき困難が次々現れた。 ……そして他にも、恋人同士でこっそりやることの問題とかも。 初めの頃は痛くて怖くて――いや、ヒーローに怖いものは無いけど――内蔵を押し上げられるような圧迫感が、違和感ばかりで不気味だったけど。 だんだんと慣れて、アクメって名前の絶頂感も教えられて、ちょっとずつ回数も増えてって。 今ではお互い病みつきというか……人目を忍びつつ、ほとんど毎日シちゃってる。 ふしだらな関係になって始めて知ったが、男の人というのはとにかくエッチが大好きらしい。 優しいプロデューサーですらその例に漏れず、アイドルの仲間達が仕事で出払って、事務所に二人きりになったりすると、手を取って休憩室にしけ込もうとしてくる。 ……それをきっぱり断れないから、アタシもヘンタイかもしれない。 ペンダコまみれの掌に、その気になれば振りほどける程度の力で優しく先導されると、抵抗の意志がとろけちゃうんだ。 惚けたままベッドしかない部屋に導かれて、施錠の硬質な音を耳にしたら、お互いもう後戻りはできない。 日中の様子を鑑みるに、プロデューサーは営業と根回しで走り回ってたはずだ。 にも関わらずズボンをふっくら隆起させて、どうやら元気があり余ってるらしい。 このままではどんな酷い目に遭うか想像もつかないぐらい、彼はむらむらきているみたいだ。 そして、ガマンが足りないのはアタシもそう。 二十四時間に達するか達しないか程度の僅かな禁欲期間で、彼の体温に飢えたカラダが寒気に似た息苦しさを覚えていた。 だから促されるまま短パンを脱いで、準備万端な彼の隣に着座。 ギシッ、とベッドの軋みが目立って、部屋の静けさを物語られるよう。 お互い何時も通りの様子を装ってここに来たけれど、もう冷静ぶる理由も余裕も無い。 どちらともなく胸を寄せ合い、唇と唇を重ね合った。 ねとねとした舌先に唇を割り開かれ、受け入れて絡ませあうと、水音が反響して耳がふやける。 唾液を啜られると骨まで火照って、溢れた熱が下腹から、とろり。 歯列をなぞられるほど熱さが零れて、気付けばショーツが重たく湿ってた。 今日もきっとこうなると見越して――こっそり期待して――換えのパンツを持ち歩いてると知られたら、きっと、インランな娘だって幻滅されるんだろうな。 頭をよぎった僅かな恐怖は、下腹部に腫れぼったいものが触れた驚きに一瞬で吹っ飛ばされた。 厚い布越しにも関わらず、触れているものがとても大きくて、熱くて、どくどく脈を打っているのが、分かり易すぎるぐらい伝わってくる。 まだ触れてもいないのにハレンチだってわかっちゃうような、がちがちで、偉大で、メスを犯すのが大好きそうなおちんちんを奥に突っ込まれたら、アタシは…… そう身が竦んじゃった隙を、いつだって彼は見逃してくれない。 すぐに優しく押し倒してきて、クロッチから糸を引くほど湿ったなショーツを抜き取り、ズボンを脱いでおちんちんを露出させ、くちゅくちゅに潤んだワレメに固いものを押し込んできた。…