2年ぶりの開催となった東京マラソンは6日、都庁から東京駅前までの42.195キロのコースで行われ、男子は世界記録保持者のエリウド・キプチョゲ(ケニア)が2時間2分40秒で優勝。女子はブリジット・コスゲイ(ケニア)が2時間16分2秒で制した。 残念だったのが、世界記録更新のペースで走っていたキプチョゲだ。10キロ過ぎに先頭集団を先導していた2台の白バイのうち1台がコースを間違えてしまい、約10秒のロスタイムが生じるアクシデントが発生したからだ。 この想定外の展開に対し、ネット上ではマラソンファンなどから、<マジありえない><なぜ、通行禁止などの標識を設置しなかったのか>といった批判が続出。同時に多く見られたのが、<先導していた白バイはなぜ間違えたのか><白バイは必要なの?><白バイ不要だろ>との意見だ。 マラソンを先導する白バイ隊員は「エリート」ともいわれるが、果たしてそうなのか。「エリート」なら「コース間違い」という単純ミスは犯さないだろう。 ネット上で、<バイクの後ろで排ガス吸いながら走らされるランナーはたまらんだろう><マラソンには不要>との声もある白バイ隊はなぜ必要なのか。 「先導する白バイ隊員は、レース中のコースに突然、不審者などの邪魔が入ってこないよう“警備”する役割があります。沿道に警官をびっしりと配置するわけにはいきませんからね。白バイ隊員は不測の事態に備えて観衆の動きに目を配り、ランナーのレース配分も考えながらスピードも一定に保つ必要がある。運転技術力が高いのは間違いないでしょう。今回のミスは、白バイの前方を走るテレビの中継車の動きでコースを見失ったのかもしれません」(警察ジャーナリスト) 東京マラソンはただでさえ「折り返しが多い」「複雑なコース」といわれる。先導する白バイ隊には入念な事前確認が必要だろう。 東京マラソンのコース間違いこれ、ペースメーカーの人、ぜんぜん悪くないよ。本当は画像の赤矢印に進まなくてはならないのに肝心の先導白バイの人、よりによって2人ともぜんぜん違う方向に行っている。しかも、先導なのにそれぞれ逆方向に行ってるし。白バイのお巡りさん、素人じゃないんだし… pic.twitter.com/tIN7lajBz0— ∫fxdxせんせい (@sinxcosxtanxdx) March 6, 2022 コース間違いはこんな感じだった赤が正しいコース青が白バイと選手の動き中継車が手前で折り返すために脇道に入るところで白バイが間違えてついて行ってしまったんだと思う pic.twitter.com/QrjVy22TYJ— murase (@wmurase) March 6, 2022…