今までにあった修羅場を語れ【その29】 sage 21/12/13(月)11:28:20 ID:P4.p6.L1 虫が駄目な人は閲覧注意数年前、まだ大学生だったときに小さな駅ビルの中の食品フロアでバイトしてた。一つのフロアの中に大手のスーパーマーケットと、個人商店(肉屋とか八百屋とか)がテナントとして共存してるような昔ながらの駅ビルで、私は個人テナントのパン屋にいた。個人のテナントは時々入れ替わりがあって、その中の一つ、私が働いてたパン屋の隣に新しくお米屋さんが入ってきた。産地や育て方にもこだわったお米を集めたお米マイスターのお店らしくて、お値段もスーパーのものよりは割高だった。そのお米屋さんが開店して1ヶ月くらいしたときに、お店から凄まじい悲鳴が聞こえてきた。「○??♂??ワギャー!!!!!」みたいな、声にならない声で女の人が泣き出して、パン屋のご主人が様子を見に行った。ビルの警備の人も飛んできた。どうも、米に虫が大量発生して、米を計量しようと袋を開けた途端、わじゃわじゃと袋の中でうごめいていた、と。それにびっくりした米屋さんが米の袋をぶちまけてしまい、床に米と虫の大群が飛び散り阿鼻叫喚の地獄絵図、お客さん発狂の流れだったらしい。米屋さんと悲鳴あげてたお客さんは警備員さんと一緒に裏に連れて行かれたけど、お客さんはブルブル震えてた。米屋さんは真っ白い顔してたと思う。パン屋のご主人が空っぽになった米屋に閉店時に張るネットを張って、私に殺虫剤持ってきて、と叫んだ。米屋はその日から休業。うち含む他のテナントも2日間休業して害虫駆除の薬を巻いてもらうことになった。殺虫剤持ってったときに私も米屋の店内を見てしまい、吐きそうになった。ぶちまけた以外の米袋にも当然虫がわいててすごいことになってた。しばらくはなにもないのに体がムズムズゾワゾワする感覚が抜けなくて、しょっちゅう体を掻いてた。お米に虫がわくのは知ってたけど、ここまでとは思わなかった。休業が開けてまたバイトに行ったら米屋は潰れてた。…