奈良県橿原市の運転免許センターが原付き免許を20代男性に交付する際、誤って普通免許を交付していたことが県警への取材でわかった。男性に普通免許を返納してもらい、改めて原付き免許を交付したという。 交通部によると、男性は2019年2月、橿原市の運転免許センターで原付き免許の試験を受けた。合格し免許証の交付を受ける際、職員がシステム登録を誤り、普通免許を作成した。確認が不十分だったという。 男性が今年8月、普通免許を取るために県外の自動車学校の申し込み手続きをしたところ、免許証の種類に「普通」の記載があったことに気づき、県警に連絡した。無事故、無違反が続いていたため、気付く機会がなかったとみられる。 同部の山本英二交通管理調査官は「再発防止に向け、適正な業務に取り組んで参ります」と取材に答えた。…