『秋の交通安全運動』が、9月21日から30日まで実施。大阪府では、2021年1月から8月までの交通事故死者数が全国最多の94人、なかでも二輪車での事故死がもっとも多かったことから「二輪車の交通事故防止」に重点をおいて実施するという。 今年の交通事故死亡者の35%をしめる33人が二輪の運転中だったという大阪府。これは同期間の前年比7人増で、このうち通勤・帰宅時間帯は前年比4倍の16人と大幅な増加となった。 特に危険な運転は、車の間をすり抜ける「すり抜け運転」で、渋滞など混雑時に車を追い越して走行すると自動車のドライバーからは死角となり、接触事故につながる恐れがある。 9月15日に実施された定例会見で吉村洋文知事は、「ライダーのみなさんはすり抜け運転はやめて、安全運転を心がけてほしい。また、二輪車は小さく遅く遠くに見えるが実は近くにいる場合が多い。車のドライバーも注意していただきたい」と注意を促した。…