[ 1 ] コンビニバイト初日に先輩から「なめるなよ」。若者に偏見をもつ中年たち 「会って1秒で『なめるなよ』ですからね。何かしたっけ? というレベルではなく、あまりに不思議すぎてポカンとしてしまいました」 東京都内の国立大学2年・松田凌さん(仮名・20代)が、コンビニでアルバイトを始めたのは今年5月。 コロナ禍で授業も減り、気軽な気持ちで始めたアルバイト。 店長による面接を経て、バイト初日を迎えたのだが、事件はその日、シフトに入る直前に起きた。 「店のバックヤードに入るなり、なめてんだろ、オヤジのクセにコンビニバイトしてるって思ってるだろ、と詰め寄ってくる男性がいたんです。 店長がすぐにやってきて、その男性が僕の“教育係”だといわれ、勘弁してよって」(松田さん、以下同) その日は、陳列棚の商品の補充を中心に、接客やレジ打ち以外の簡単な作業を男性に教えてもらう予定だった。 だが、作業の間、男性の口から吐き出されるのは、松田さんに対する怨嗟のこもった嫌味ばかり。 「ビックリしてあまり覚えていないのが正直なところなんですけど、コンビニのバイトは仕方なくやっているだけだとか、大学といってもFラン(Fランク)だろうし就職先はない、俺たちと同じだ、みたいなことは言われましたね。 ガチで意味わかんなかったです」…