元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/09/10(金) 00:06:13.22 :6ku8zbpTO あの日、星が砕けた日。忘れられない。 居た堪れない私の傍に彼は居てくれて。 砕けた星のかけらを拾い集めてくれて。 まるで自分に言い聞かせるように諭した。 「直るんだ。壊れたって、ちゃんと」 「っ……高須、くん……」 「おう」 「高須、くん……」 「居るよ。櫛枝の傍に居る」 モザイク調になっても、星は輝いていた。 「明日、パーティーに来てくれよ」 「だめだよ……私は行けない」 「でも、待ってるから!」 あの日の彼の言葉がまだ耳に残っている。 「待たないで……行けない、からさ」 そう言って立ち去る私の背中に彼は叫ぶ。 「待ってる……待ってるからな!!」 高須竜児。いい奴だ。そして好きだった。…