最初に紹介するホンダ「マグナ50」は、50ccでも乗れるアメリカンバイクの代名詞と言っても過言ではないでしょう。同社の「Vツインマグナ」のスタイルを継承しつつ、ロング&ローを売りにしたクルーザータイプのバイクです。一見すると50ccの原付には見えませんが、なぜ大きく見えるのでしょうか。 その答えは、ホイールベースの長さと低さを意識した設計にあります。同社のベストセラーである「スーパーカブ」と比較すると、全長とホイールベースは100mm、幅は60mmほどマグナ50の方が大きく、全高は100mmほど低いです。また、フレームにダブルクレードルを採用しており、本格的なバイクの形状になっているのです。さらに、ブーメランコムスターホイールやアルミ部品を使うことで、このボリューミーな見た目にも関わらず重量は「スーパーカブ」と同じ96kgに抑えられています。…