昨年6月の改正道路交通法施行で新設された「あおり運転罪」の摘発件数が今年6月までの1年間に全国で計100件に上ったことが警察庁のまとめでわかった。このうち93件で、ドライブレコーダーの映像が捜査に活用されており、警察庁は映像を記録するよう呼びかけている。 内訳は、前方で急ブレーキを踏む「急ブレーキ禁止違反」が最多の24件で、急な車線変更などの「進路変更禁止違反」が20件、車間距離を詰める「車間距離保持義務違反」が16件など。全体のうち29件は高速道路上などで著しい危険を生じさせたとして、より罰則が重い条項が適用された。 都道府県別では大阪が最多の11件で、埼玉7件、北海道、東京、岡山各6件、兵庫5件など。摘発人数は96人で、40歳代31人、30歳代19人、50歳代18人、20歳代14人などだった。…