
海外コミュニティのHacker Newsから「日本はなぜ、落とし物がこれほど持ち主に戻ってくるのか」という投稿を翻訳してお届けします。 翻訳元 日本はなぜ、落とし物がこれほど持ち主に戻ってくるのか (投稿主) ※投稿主は、イギリスのメディア「BBC」の記事を紹介。記事の内容は以下のとおり。 日本、特に東京では、なくした財布や携帯電話が持ち主のもとに戻ってくることが非常に多い。その理由を探った記事。 ニューヨークと東京で携帯電話や財布をわざと落とした研究では、東京では携帯電話の88%、財布の80%が警察に届けられた。一方、ニューヨークでは携帯電話が6%、財布が10%だった。 その背景として、全国に約6000か所ある交番の存在、拾った物を持ち主や警察に届けるよう定めた遺失物法、子どものころから「落とし物は交番に届けるもの」と教わる教育、そして「人の目」を気にする文化などが挙げられている。 一方で、なぜか傘だけは「しっかりしまっていなければ、誰が持っていってもいいもの」と考えられているようだ、という指摘もある。 ・海外の反応 日本に行ったときに、まさにこれを体験したよ。 広島で新幹線を乗り換えるときに、ホームの麺類の売店にカメラバッグ(中身は3000ドル(約45万円)くらいの機材)を置き忘れたんだ。気づいたのは、次の電車に乗って2時間も経ってからだった。 目的地に着いて、待ち合わせてた日本人の友達に話したら、「置いた場所にそのままあるはずだよ」って言われた(日本人には、他人の物に手を触れることへの「タブー」みたいなものがあるんだって)。 それでJRの駅員さんのところに行って事情を説明したら、あっという間に向こうの駅の駅員さんと電話がつながって、バッグが見つかったって確認してくれたんだ。本当にそれだけ。 そのあと、今度はタクシーで財布とパスポートをなくしたんだけど、それも同じくらいあっさり戻ってきたよ! 旅行中に、物の管理をする脳の部分をどこかに置き忘れちゃうタイプの人にとって、日本は最高の国だね…。 ・海外の反応 >>広島で新幹線を乗り換えるときに、ホームの麺類の売店にカメラバッグを置き忘れたんだ。 自分は成田空港でパスポートをなくしたことがある(そのときは気づいてなかった)。コーヒーショップのカウンターに置きっぱなしにしてたんだ。 15分くらいして、搭乗口に座ってたら、空港の職員さんが走ってきて手渡してくれたんだよ。本当にすごいよね。 ・海外の反応 >>15分くらいして、搭乗口に座ってたら、空港の職員さんが走ってきて手渡してくれたんだよ。 自分は鋸山にハイキングに行ったとき、道に迷ったんだ。どこかの道を逆方向に歩いてたら、1.5kmくらい離れたビジターセンターの職員さんが走って追いかけてきて、道が違うって教えてくれたんだよ。 センターを出たあとで、どうやってそれに気づいたのかはわからない。しかも、500mくらい通り過ぎてた正しい登山口まで、一緒に案内してくれたんだ。これぞ日本って感じだよ。 ・海外の反応 >>ホームの麺類の売店にカメラバッグを置き忘れたんだ。 自分も似たようなことがあったよ。タクシーの中でポケットWi-Fiを落として、2時間くらいあとの夕食のあとまで気づかなかったんだ。 レストランの人にタクシー会社へ電話してもらったら、どのタクシーかを突き止めて、車内にあるのを確認して、同じタクシーがまたレストランまで届けてくれたんだよ。ほかの国だったら、こうはいかなかったと思う。 ・海外の反応 >>ホームの麺類の売店にカメラバッグを置き忘れたんだ。 この前の旅行で、祖母を京都の近くにある故郷の村まで連れて行ったんだけど、初日に祖母の荷物の一部を電車に置き忘れちゃったんだ。忘れ物センターが途中の駅で降ろしてくれたんだけど、そこは自分たちの目的地からかなり離れた場所だった。 それで、荷物を預かってくれてる小さな駅まで行って、祖母の名前を伝えた。若い駅員さんに「おばあさんはどちらに?」って聞かれて、祖母は体が不自由で、ここまで来られないって答えたら、申し訳なさそうな顔をされたんだ。荷物は持ち主本人にしか渡せない決まりなんだって。 すると年配の駅員さんが若い人を脇に呼んで、出てきて自分の名前を聞いた。「孫の〇〇です。荷物の紛失を届けたのは自分です」って言って、パスポートを見せたんだ。その人はパスポートを見もせずに、ため息をついて奥に引っ込んだ。 また出てきて、もう一度祖母はどこにいるのかって聞くから、「京都に向かってます」って答えた。その人は目を閉じて、何かつぶやいてから、「本当に、おばあさんはここにいないんですか?」って聞いてきた。いるわけがない。10年ぶりだったとはいえ、自分の日本語ってそんなにひどかったのかなって思ったよ。 そうしたら、もう一人の男性が奥から出てきて、困り果てた2人の様子を見て、2人を奥に呼んで話し始めた。そして今度出てきたとき、年配の駅員さんがこう聞いたんだ。「あなたが〇〇さんのおばあさんですか?」 そこでやっとピンときた。 「はい。私です」 そうしたら、すぐに荷物を渡してくれたよ。 日本って面白いところだよね。 ・海外の反応 >>ホームの麺類の売店にカメラバッグを置き忘れたんだ。 その一方で、日本人は傘に関しては常習犯なんだよね。だから、鍵付きの傘立てが置いてある建物がたくさんあるんだ。 どこかで帳尻を合わせなきゃいけないんだろうね。 if (FP_BIDDER_IS_PC) { googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-1774855716118-0'); }); } --> if (FP_BIDDER_IS_PC) { googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-1774855824810-0'); }); } --> ・海外の反応 >>その一方で、日本人は傘に関しては常習犯なんだよね。 記事でもそのことに触れてたね。傘はたくさんあって、安くて、しょっちゅう忘れられるものだから、みんなの共有物みたいに見られてるんじゃないかって。 それに、傘って必要なときにだけ必要になるものだから、雨の問題を解決するための、地域ぐるみの仕組みみたいに発展したのもわかる気がするよ。 ・海外の反応 >>その一方で、日本人は傘に関しては常習犯なんだよね。 東京や京都に行ったときは、傘はほぼ共有物みたいな感じだったよ。建物に入ったときとは、ほぼ毎回違う傘を持って出てた。 ほとんどみんな、5~10ドル(約750~1500円)くらいの黒、グレー、白、透明の同じような傘を使ってるんだ。建物に入るときに全部傘立てに入れて、出るときに、自分のと似たようなのを適当に取っていく。 建物から出たら雨がやんでて、傘を置き忘れていく人もいる。電車に乗る前に傘を置いていって、降りた駅で別の傘を取っていく人までいるんだよ。 ・海外の反応 >>その一方で、日本人は傘に関しては常習犯なんだよね。 日本の傘は、物というより、ヒッグス場みたいなものなんだよ。確率的に連続して存在してて、必要なときに姿を現すんだ。 別の言い方をすると、「自分の」傘っていう考えは捨てて、たまに傘を買うときは、もっと大きな仕組みに傘を1本追加してるんだって受け入れればいいんだよ。 雨の日に、家から走って出てきて傘を手渡してくれた人もいたよ。傘は本当に、みんなのためのものなんだね。 ・海外の反応 >>その一方で、日本人は傘に関しては常習犯なんだよね。 ほとんどみんな、同じような傘(コンビニの安いやつ)を使ってるからだよ。それ以外の傘を持っていかれたことは一度もない。 どれが自分のかわからないから、基本的に「傘のシェアプール」みたいになってるんだ。大したことじゃないよ。 雨に降られたときに、自分の傘をくれようとした人もいたしね。 ・海外の反応 >>だから、鍵付きの傘立てが置いてある建物がたくさんあるんだ。 それは面白いね。自分が日本に行ったとき、温泉に行ったら、傘が鍵付きの傘立てに合わなかったんだ。 それで、「何を心配してるんだ?ここは日本だぞ。誰も盗んだりしないよ」って思ってそのまま置いておいた。3時間後、傘はちゃんとそこで待っててくれたよ。 ・海外の反応 東京のレストランに傘を忘れたら、その人が通りまで追いかけてきて返してくれたのを覚えてる。 本当にすごかったよ。 if (FP_BIDDER_IS_PC) { googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-1774855731996-0'); }); } --> if (FP_BIDDER_IS_PC) { googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-1774855841272-0'); }); } --> ・海外の反応 自分の体験談だけど、日本に行ったとき、夕食のあとに人混みの中を歩いてたんだ。そうしたら、前を歩いてた女性のポケットから財布が落ちた。 文字どおり、周りの人たちが一斉に駆け寄って拾って、その女性に返してたんだよ。あんな光景は見たことがなかった。 夜の東京の街で見かけた、不思議な光景のうちの一つだね。 ・海外の反応 新宿駅で携帯をなくしたんだけど、駅員さんたちのおかげで、30分もしないうちに見つかったよ。 世界一混雑してる駅で、何本か電話をかけただけで、どうやって見つけ出したんだろうね。 ・海外の反応 本当にすごいよね。去年、東京ディズニーランドに向かう電車で、何万円も入ってるプリペイドカード(Suicaだったかな?名前もパスワードもないやつ)をなくしたんだ。 30分後、汗だくの駅員さんが見つけて届けてくれたよ。 ・海外の反応 東京で過ごす最後の夜に、地下鉄でポケットから携帯が滑り落ちたんだ。20分後に気づいて、駅員さんたちに携帯の特徴を伝えたんだけど(安いサムスンので、大したものじゃない)、見つからなかった。それで、そのままマイアミに帰ったんだ。 そしたら1か月後、携帯が郵便で戻ってきたんだよ。現地の友達が駅員さんたちにずっと確認してくれてて、最終的に忘れ物センターで見つかったんだ。 しかもその友達は、国際郵便の送料を払わせてくれなかったよ。 ・海外の反応 日本に住んでたとき、自転車に乗ってて財布をなくしたことがあるんだ。走ってる途中で、ポケットから落ちたらしい。 家に帰って、ドアを開けようと鍵を取り出したときに、財布がないことに気づいた。また自転車で同じ道を戻ってみたけど見つからなくて、カードを止めたり、新しい身分証を作ったりしなきゃいけないのかって、うんざりしてたんだ。 家に戻って、30分くらいカードを止める手続きを先延ばしにしてたんだけど、やるかと思って電話を手に取った。そのとき玄関のチャイムが鳴って、ドアを開けたら、女性が2人、自分の財布を持って立ってたんだ。財布を渡して、中身が全部あるか確認してほしいって言ったあと、返すのが遅くなってごめんなさいって謝ってくれたんだよ。 どうやら、財布を拾って、中に入ってた住所まで行ってくれたんだけど、自分は最近引っ越したばかりだった。それで交番に行って、警察官が身分証から今の住所を調べて教えて、うちまで来てくれたってわけ。 ・海外の反応(日本在住) このタイミングでこの話が出てくるなんて面白いね。 2日前、いつものランニングコースを走ってたら、地面に財布が落ちてたんだ。5000円札(50ドルくらい)がはみ出てた。 少し雨が降ってたし、交番からも遠かった。届けに行く途中で職務質問されるのも嫌だったから、とりあえずフェンスの柱の上に置いて、そのまま走り去ったんだ。 毎日同じコースを走ってるんだけど、次の日に走ったら、なんと財布はまだそこにあったよ。5000円札もはみ出したままでね。今日走るときもまだあるのか、気になってるところだよ。 if (FP_BIDDER_IS_PC) { googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-1774855745622-0'); }); } --> if (FP_BIDDER_IS_PC) { googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-1774855855511-0'); }); } --> ・海外の反応 日本のあちこちにある「交番」、つまり小さな警察の出張所の存在も、大きく役立ってるんだと思う。 日本に住んでたとき、道端の側溝に財布が落ちてるのを見つけたんだ。その財布は、交番から通りを少し下ったところにあった。目に見える距離だよ。財布を拾って交番に届けるのは、当たり前だし、手間もかからなかった。 ・海外の反応 >>日本のあちこちにある「交番」、つまり小さな警察の出張所の存在も、大きく役立ってるんだと思う。 交番は大好きだよ。日本にいたとき、警察官の人たちが道案内や地図の読み方で、すごく助けてくれたんだ。 ・海外の反応 >>日本にいたとき、警察官の人たちが道案内や地図の読み方で、すごく助けてくれたんだ。 アメリカとは全然違うね。アメリカで警察に道を聞いたら、イライラされて、あっちへ行けって怒鳴られるよ(実体験だけど)。 ・海外の反応(アメリカ) 韓国でも似たような意識を感じたよ。カフェで、ノートパソコンや携帯なんかをテーブルの上に丸出しで置いたまま、トイレに行ったり、昼ご飯を食べに出かけたりできるんだ。戻ってきても、ちゃんとそのまま残ってる。 自分はニューヨークに住んでるから、これには本当に驚いたし、それでも荷物を置いてトイレに行くのは不安で落ち着かなかった。ニューヨークなら、ほぼ間違いなく盗まれるからね。 もう一つ話をすると、何年か前に友達と日本を旅行したんだ。その友達は、旅行中にバックパック(ノートパソコンやパスポートなど、なくしたら大変なものが全部入ってる)を、1回じゃなくて2回も忘れたんだよ。 1回目は、大阪に向かう電車の中(座席の上の網棚)に忘れた。バッグは終点まで行っちゃって、取りに行くのに往復4時間かかったけど、ちゃんと戻ってきて2人ともすごく驚いたよ。 2回目は、帰りの飛行機に乗る日だった。成田行きの直通電車に乗るときに、ホームのベンチに置き忘れたんだ(!!!)。電車が動き出してから気づいて、少なくとも1時間は誰にも連絡できないってわかったときの、あの絶望感といったらなかったよ。 結局、友達は1時間かけて電車で戻ったんだけど、バッグはまだそこに置いてあったんだ。飛行機には乗り遅れたけど、全部無事に戻ってきた。すごいよね。 ・海外の反応 (記事より)「田村さんは、『人の目』という考え方について説明している。警察がいなくても、人の目がある場所では盗みは起きない。しかし、誰も見ていない場所に置かれた物は盗まれることもある」 (記事より)「同じように、神道では、岩から木まで、あらゆるものに魂が宿るとされている。神道を組織的に信仰しているのは日本では少数派だが、すべてを見通すものという考え方は文化に浸透している。…いつも見られていて、自然と他人のことを先に考える性格なら、落とし物をわざわざ届けるのも自然なことだ」 日本のような集団を重んじる文化では、「目立つ」っていう考え方自体があまりなじみがないし、盗みをして責められたり、避けられたりするのは、精神的にかなりきついんだろうね。 ・海外の反応 日本の文化には、驚くほどいいところもあれば、驚くほど悪いところもある。 正直じゃないとか、他人の物を大事にしないとか思われることを恥とする意識が、驚くほどの責任感や優しさにつながってるんだ。 でもその一方で、世間の期待から抜け出せないって窮屈に感じて、気持ちが沈んでしまう人もいる。 自分たちが日本を大好きになる理由そのものが、住んでみると息苦しさの原因にもなるんだよ。だから、訪れていいところだけを味わえて、悪いところに向き合わなくていい特権を楽しめばいいと思う。 それに、アメリカのことも考えさせられるかもしれないね。個人の自由(ルールを破ったり、新しいことに挑戦したりすることに罪悪感がないこと)があるからこそ、どこかに財布を忘れたら、戻ってこない可能性が高い社会になってるんだって…。 ・海外の反応 日本が大好きだよ。その魅力的な文化には、まだまだ謎が尽きない。…