識字率低下の解決策は漢字教育?小学生の教科書「漢字併記」論議が再燃(マエイル新聞・朝鮮語) 最近、学生たちの識字力の低下が社会的話題として浮上し、漢字教育の強化が代案の一つとして議論されている。 漢字教育が語彙力と読解力向上に役立つという期待が出てくる反面、学生たちの学習負担を増大させかねないという憂慮も提起されている。 28日、毎日新聞の取材を総合すると、国家教育委員会は今年4月から識字率の高い特別委員会を設置し、小学校の教科書に漢字を併記するかどうかについて議論している。 小学校の教科書ページの横や下段に脚注形式で数学·科学などの用語を漢字で併記し、理解しにくい語彙の漢字を教科書付録にまとめて紹介する方案などが取り上げられている。 先立って2016年朴槿恵政府時期にも初等学校教科書漢字併記問題が議論されたが、賛否両論が激しく対立し結局失敗に終わった経緯がある。 (中略) 漢字教育の強化に賛成する人々は、漢字教育を通じて語彙力や思考力が向上し、それが読解力の向上につながる可能性があるとみている。 大邱寿城区で漢字教習所を運営するキム某氏は「韓国語の70%以上が漢字語で構成されている」として「教科目も国語と社会だけでなく数学·科学にも漢字でできた用語が多く漢字を知れば授業内容を理解しやすい」と話した。 (引用ここまで) 韓国でなんだかんだで読解力の低下が問題になっています。 15歳時点での学習到達度を測定するPISAではOECD2位でした。 ただ、得点そのものが下落していますし、東アジアでは最下位。 楽韓noteではこの点について述べています。 そして、2024年に発表された16〜65歳までの成人力を測定するPIAACではすべての項目でOECD平均に届かず。 読解力を見ると16〜24歳ではOECD平均を若干上回っているものの、25〜34歳ではOECD平均とほぼ同じ。 以降、平均にすら届かないって成績でした。 これは成人後の学習意欲の問題でもあるのでしょうが。 一定以上の水準となる問題についていけてないって感じですね。 で、そうした読解力の低下に対する切り札になるのではとされているのが漢字学習。 国家教育委員会が「小学校の教科書に漢字併記をするかどうか」の議論をしている最中。 これ自体も何度か楽韓Webでもピックアップしていますね。 こっちエントリは併記反対を主張するハングル派の言い分でした。 「漢字復活で読解力が上昇する根拠を示せ」ですって。 現状、韓国人にとって漢字はほぼ外国語です。 清州教育大学の教養課程で「漢字文化散策」なる漢文関連の授業をしている教師の書いた論文を見てみましょうか。 該当の授業を受けている生徒で「書けるのは5〜10字。読めるのは30〜40字」だとのこと。 教育大学、教師になるための大学でこれですからね。PDFなので直接リンクではなくURLを置いておきます。 この「読みは30〜40字、書きは5〜10字」ってのは統計ではなく、論文筆者の観察の結果。 まあ……そんなもんだろうな、って感じではある。 Xとかで「中学で900字の基礎漢字がある」とか言い出してる輩もいるんですけどね。 選択科目で選ばない学生が多数なので意味ないんですよね。 「教育者側」になる学生でこれなので、小学生の教科書に漢字併記されたら教師側が困惑するのでは。 もはや教えるほうも「ハングルオンリー世代」なので。 教えるほうも教わるほうも漢字を知らないんじゃどうにもならないんだよなぁ……。 note.comで楽韓noteを開設しています。 中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 韓国の若者が大企業への就職を諦めない理由 ── 賃金格差が社会から奪うもの 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…