韓国の中間所得層、約4割が収入減…2024年、コロナ禍の2020年以来の高水準(KOREA WAVE) 韓国の中間所得層の4割近くが、2024年に勤労・事業所得を前年より減らしたことが分かった。所得が減少した人の割合は、新型コロナウイルスの影響が広がった2020年以来、4年ぶりの高水準となった。所得が半分以下に落ち込んだ人も少なくなく、中間層の所得基盤が揺らいでいるとの分析が出ている。 国家データ庁の「2024年所得移動統計」によると、2023年の勤労・事業所得で第3五分位に属していた個人のうち、翌年に所得が減った人は38.9%だった。第3五分位は、所得のある人を所得水準に応じて五つの集団に分けた際、真ん中に当たる層を指す。 この層で所得が減少した人の割合は、2020年の41.2%から、2021年38.6%、2022年35.8%、2023年35.2%と3年連続で低下していた。しかし、2024年は前年より3.7ポイント上昇し、再び悪化した。上昇幅も五つの所得階層で最も大きかった。 (中略) 中間所得層を中心に所得環境が悪化するなか、2026年に半導体輸出を中心に進む景気回復も、家計全体に均等に波及するのは容易ではないとの見方が出ている。10月の韓国銀行の調査では、企業の景況感が大きく改善した一方、家計の今後の貯蓄見通しは17カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。輸出主導の景気回復と、家計が実感する暮らし向きとの間には、なお温度差がある。 (引用ここまで) 五分位した真ん中の層である第3五分位のうち、4割が前年比で収入減だったとのニュース。 所得が増えた人も57.3%いる、とのことですが。 減った割合が増加(35.2%→38.9%)。 増えた割合は減少(63%→57.3%)。 この構図がよろしくない。……だいぶよろしくない。 2024年の統計なのですが、要するに「中間所得層の全体」として所得増加のペースが鈍化しているってことですからね。 ……きっつ。 どかっと落ちるってわけじゃなく、じんわりじんわりと落ちてる。 特に経済成長率2%だった24年でこれだったら、ぎりぎり1%だった25年とかどうなったんだよって話でもありますからね。 あ、そうそう。 先月まで4ヶ月連続で減少していた実質賃金は久しぶりに増加へと転じています。 前年同月比で0.8%増。 実質賃金、4ヵ月ぶりに反発···事業場の規模別賃金格差は拡大(ニュース1・朝鮮語) 製造業での雇用も増えている、とのことなのですが。 製造業の常用労働者(正規職に相当する)は14ヶ月連続で減少中。 「増加した分は臨時日雇い」だそうですわ。 小売業、建設業はともに30ヶ月連続で雇用減少中。 特に 建設業の「非自発的離職者」が28万5000人。これは雇用期間終了とか免職とかで「辞めさせられる」パターンですね。 もはや内需はどうにもならないな。 このあたりの雇用統計は統計の取りかたによっても数字そのものにはぶれが出てるのですが、総じて良好とは言いがたいものしか出ていません。 なんとかしてメモリ関連の職業につながる以外に手段はないんだろうな、もう。 note.comで楽韓noteを開設しています。 中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 韓国の若者が大企業への就職を諦めない理由 ── 賃金格差が社会から奪うもの 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…