李大統領「ソウルのマンション売り物件が急速に増え、価格も驚くほど下落している」(朝鮮日報・朝鮮語) 李在明大統領は3日「ソウル地域のアパート売り物が急速に増え、取引量は非常に急速に減っている」として「主要地域の実際の取引価格も驚くほど落ちている」と話した。 李大統領はこの日、大統領府で閣議を主宰し、「首都圏の住宅価格の見通しをめぐって様々な話が出ている」とし、このように明らかにした。 このような発言は、李大統領が政府の不動産関連統計がきちんと伝わっていないという憂慮から出た。 彼は「政府ができることの中で客観的データをまともに説明することが必要だと思う」として「もちろん統計資料は定期的に出しているが、それがまともに伝達されるのか少し心配になる」と話した。 続けて「住宅価格が上昇してこそ利益を得る側がその資料中の一部だけを持って一方方向に追い込む側面が見える」として「例えばソウル地域のアパート売り物が急速に増えており、取引量は非常に急速に減っている。 そして主要地域の実際の取引価格も驚くほど下がっているが、もちろんそうでない地域もある」と話した。 それと共に「この正確なデータを韓国国民が直接的に接することができるようによく知らせることが重要ではないかと考えられる」と話した。 李大統領は「暴落を心配する側も出てきている」とし「大韓民国の住宅価格が異常に高いという事実、そして大韓民国の未来のためには必ず不動産投機共和国という汚名を脱ぎ捨てなければならないという点は明らかだ」と話した。 (引用ここまで) 本日、我らが輝く明星の星、イ・ジェミョン大統領様はありがたくも「ソウルの不動産価格は下落している。この事実をどのように民衆に伝えればいいか迷っている」との言葉を投げかけられました。 大統領様は同時に「ソウルのマンションは売却が急速に増えており、取引量は減っている」とも述べられ、かの不動産政策がひとつの迷いもなく成果を出していることを強調されております。 さらに「暴落を心配する声まで出ている」、「不動産共和国との汚名を必ず返上する」と力強く述べられ、関係各所に「この成果を知らせるよう努力しなさい」と述べられました。 ──だ、そうです。 朝鮮中央テレビのあのおばちゃんアナウンサーの口調でお読みいただければ幸いです。 いやぁ……。「売り物は増えている」のに、「取引量が減っている」とはこれ如何に。 誰しも望むソウルのマンションなのに? まあ、「我々は不動産価格対策をしっかりとやった、成果が出ていないなら現実がおかしい」って考えは韓国の為政者にありがちな勘違いなんですよね。 ムン・ジェイン政権下でも「就任以来の4年間でソウルの不動産価格は17%しか上昇しなかった」ってやったんですが、実際には倍になったことが知られています。 102回に渡って統計改竄を行っています。 現在に至るまで問題になっている不動産不況は、ムン・ジェイン政権時代にあまりにも価格が上がってしまったことによるものなんですよね。 これまで2軒買えるお金で1軒しか買えなくなったのですから、転売ヤーも実需も縮小しますわな。 それでも需要自体はしっかりとあるので価格は下落しないって状況が続いていました。 江南などの融資規制が初期からかかっていた地域では若干下落している場所もあるのですが、今度はその周辺地域が上昇してたりします(現在ではソウル全域が不動産融資規制対象)。 現状、江南で不動産価格がわずかに25年末比で1.64%下落しています。 その一方でソウル全体では8.73%の上昇。 これは購入する不動産の価格によって融資上限が定められているからですね。 江南のマンションを買う場合、25億ウォン超になることが多いのですが。この場合だと2億ウォンしか不動産融資が出せません。 なので15億ウォン未満(融資上限6億ウォン)のマンションに需要が移ったってわけです。 まあ、これをもって「不動産価格が下がったのだ!」って喧伝できるかどうか……は、まあイ・ジェミョンなのでそのように言い出してもいいんじゃないですかね。 イ・ジェミョンですから。 ちなみに冒頭記事には2000以上のコメントがついてます。同じニュースを伝える別記事もおおむね500とか1000とかのコメントになっていて、韓国人の怒り具合が伝わってきますね。 note.comで楽韓noteを開設しています。 中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 韓国の若者が大企業への就職を諦めない理由 ── 賃金格差が社会から奪うもの 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…