京都府木津川市の市立小学校で、給食費や教材費などの学校徴収金が約5,400万円も不足していたというニュース。しかも、元事務職員と校長が合わせて数千万円を自腹で補填していたというから驚きです。 給食費など徴収怠った職員、「大ごとにしたくない」校長と計4600万円を私費で補填…市教委は引き続き穴埋め求める【読売新聞】 京都府木津川市教育委員会は2日、市立小学校の前事務職員(60歳代)が給食費や教材費などの徴収や会計処理を怠...www.yomiuri.co.jp 報道によると、元事務職員は2012年度から徴収金の督促を怠っており、校長もその不足を把握しながら市教委に報告せず、私費で穴埋めしていたとのこと。校長は「学校運営を複雑にしたくなかった」と説明しているようですが、いやいや、複雑にしたくないからといって、学校のお金の管理を個人の財布で解決していいわけがありません。そもそも気になるのが、5,400万円もの不足がどうやって発生したのかという点。保護者から口座引き落としで徴収しているとのことですが、引き落としができなかった家庭への督促を怠っていたということなら、未納分が積み重なったという話になります。一方で、保護者から正常に引き落とされたお金まで不足していたわけではないのか。私的流用はなかったとしているものの、具体的な収支の内訳はきちんと説明してほしいところです。それにしても、2012年度から2025年まで、十年以上も問題が表面化しなかったこと自体が異常です。学校のお金とはいえ、実際には保護者から預かった大切なお金。たった一人の事務職員に管理を任せ、校長が自腹で補填して帳尻を合わせていたというのでは、組織としてのチェック機能は一体どうなっていたのでしょうか。さらに、困窮世帯には就学援助という制度もあるわけで、未納があれば状況を確認し、必要な支援につなげるのが本来の対応でしょう。それをせず、個人のお金で穴埋めして問題を隠していたのだとすれば、保護者にとっても子どもたちにとっても不幸な話です。今回の件は、単なる督促忘れで片付けられる金額でも期間でもありません。私的流用がなかったという説明だけで終わらせず、5,400万円の不足がどのように生じ、誰がどのように管理していたのか、第三者にも分かる形で明らかにしてほしいものです。…