「漢字の源流は中国ではない東夷族…···殷の遺物に明白な証拠」(ニューシス・朝鮮語) 小説家の金辰明(キム・ジンミョン)氏が最近、YouTube番組に出演し、漢字の起源は中国の華族ではなく東夷族にあり、古代の殷の遺跡・遺物にその明白な証拠が残されていると主張した。 (中略) 金氏はさらに、漢字は特定の民族だけのものではなく、周辺のさまざまな民族の交流の中で形成された文字だと強調した。米プリンストン大学による古代中国語の音韻研究を引用し、「風」を意味する漢字の古い発音が韓国語の「바담(パダム)」に似ているとも指摘した。 金氏は、「漢字はある一つの民族だけの専有物ではなく、周辺の多くの民族が集まって使っていた文字が自然に統合されたものだ。殷の起源はわれわれ韓民族につながっているのだから、それをあえてわれわれ自身が放棄する必要はない」と語った。 最後に金氏は、自らの歴史的ルーツと精神を守ることの重要性を強調した。また、韓国社会が経済的に成長した一方で、あまりにも現実的な利益だけに埋没しているとの懸念も示した。 (引用ここまで) キム・ジンミョンは「ムクゲノ花ガ咲キマシタ」、「皇太子妃拉致事件」などで知られる反日小説家。 反日でない小説も書いていますが。 そのひとつが「文字戦争」。 中国が歴史上、「中国で存在していない文字を消し去る」ことを続けていたのだとのプロットなのですが。 いつもの「殷で漢字を発明した東夷族は韓国人だ」ってアレですね。 で、その小説家がYouTubeに出張ってきて、またぞろ「漢字は韓国人が起源」って言い出したってのが冒頭ニュース。 まあ、いつもの……なんですが。 根拠のひとつが「風を意味する漢字の発音は韓国語と同じだ」ですからね。 他の根拠も推して知るべし。 そもそも学術的に「殷の人々=東夷族」って確定しているわけではないんですよ。 「東夷」が当時、どのように用いられていた用語なのかも正確には分かっていない。 魏書東夷伝の東夷とはまた用いられかたが違うみたいですしね。 ただまあ、韓国では「漢字は我々の文字なのだ」って言いたいだけなので、この「殷は東夷族」「東夷族は韓国人の祖先」「漢字は韓国人が創った」ってやっているっていうだけ。 イ・ジェミョン大統領も信奉しているらしい、桓檀古記にもそんなような記述があります。 「紀元前3898年に倍達国の桓雄天王が部下に命じて漢字を創らせた」ですって。 もちろん、まともな歴史学者もいて「本当にやめてくれ」ってなっている人々も少なくないんですけどね。 ただ、そういった話をすると「なんだおまえらは日帝植民史観の持ち主か」って糾弾されたりもするのです。 社会において「韓国に対する愛はないのかー」ってのが、最重要視されてしまうのですね。 さまざまなパワハラ・アカハラが暴露されたファン・ウソクに対しても、暴露側に対して「愛国心はないのか!」って圧力が加わった国ですからね。 note.comで楽韓noteを開設しています。 中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 韓国の若者が大企業への就職を諦めない理由 ── 賃金格差が社会から奪うもの 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…