国民年金受給者が800万人を超えた···3人のうち2人が月60万ウォン未満(中央日報・朝鮮語) 国民年金受給者が800万人を超え、約11年ぶりに2倍に増えた。 ただ、彼ら3人のうち2人は、月の受給額が60万ウォン未満であることが分かった。 (中略) すでに韓国が超高齢社会(高齢者が全体人口の20%以上)に進入した中で、国民年金受給者数は高齢化に乗って当分上昇傾向を継続する展望だ。 今年8月、国民年金研究院が発表した中期財政展望(2026~2030)によると、今年の受給者数は約828万人だ。 老齢年金の受給開始年齢が63歳から64歳に上方修正される2028年(900万人)に増加傾向がしばらく鈍化するが、2030年の受給者は1006万人に達すると推定される。 彼らに支給する給与額も今年約56兆ウォンから2030年82兆ウォンまで増えると予測された。 ただ、月平均年金受給額を見れば、老後所得保障水準が高い方ではない。 7月基準で月の受給額を区間別に分ける場合、「20万ウォン以上〜40万ウォン未満」の割合が38%(299万1230人)で最も多かった。 毎月60万ウォン未満を受け取る人が全体受給者の66%(519万3269人)と集計された。 一方、200万ウォン以上の受給者は13万3946人(1.7%)にとどまった。 (引用ここまで) 何度か取り上げている韓国の年金問題。 国民皆年金を達成できたのは1999年。 韓国は社会的には中国ほどの未富先老にはなってはいないのですが。年金制度に関していえば、ちょっと間に合わなかったのが実際。 ……まあ、合計特殊出生率が1980年には2.82、2000年には1.48であったものが、2020年に0.84とかになってるとは思わなかったでしょうからね。 制度設計が間違っていたのかっていうとけっしてそういうわけでもないんでしょうが。 少子高齢化がこんなに激しく進むとは誰も予想してなかったんですよね。 あと思いのほか寿命が延びてしまって、人口1000万人以上の国ではたぶん日本に次いで高いんじゃないですかね。 つまり、誰しも延々と年金を受け続ける、って時代になりつつあるわけですよ。 ろくに原資もないのに。 まあ、「延々と受け続ける」っていっても、現状では月額60万ウォン未満が2/3。 20〜40万ウォンが38%。 年金を支払っていなくてももらえる基礎年金しか受けていないのがこれだけってことでしょうね。 かつ、現状の66歳以上の相対貧困率が39.7%。 つまり、基礎年金しかもらえていない層=貧困層ってことなんでしょう。 ……きつい社会だ。 現状でまともな年金をもらえている層もあるんですよ。 公務員、私立校の教師、軍人(兵役ではなく、20年以上職務に就いた軍人)に関してはだいぶ前から年金制度ができていたので、それなりの生活ができているはずです。 2021年の統計ではこの3職種については年間で3000万ウォン以上の年金が支給されています。 住むところさえあればなんとかなるかな。 ただまあ、中国と世界最速を競う高齢化速度を誇っている社会なので。 大半の国民にとっては「間に合わなかった」のが実際だろうなぁ。 実質45歳定年制度で多くの人が年金受給までに手持ちのお金を使ってしまうでしょうし。 もし、先見の明がイ・ジェミョン大統領にあったら、メモリ価格の高騰で上振れしまくった法人税を積み立てるとかするんでしょうけども。 なんせイ・ジェミョンですからね? note.comで楽韓noteを開設しています。 中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 韓国の若者が大企業への就職を諦めない理由 ── 賃金格差が社会から奪うもの 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…