254: おさかなくわえた名無しさん 2008/09/22(月) 17:07:51 ID:jASv7dK+ 中二の時の話。 日曜の午後、部活帰りの道の途中で、同じクラスのヤンキーFが 取り巻きを連れて何かきょろきょろしながら歩いてるところに遭遇。 「俺のサイフ見なかった? 赤いやつ。家出てくる時はあったんだけど、 途中で落としたっぽいんだよなー」と言うので、 人手は多い方が良かろうといっしょに探してやることにした。 15分後、Fの家の近くで歩道の脇に落ちてるのを無事発見したんだけど、 「中身確かめてみなよ、お金抜かれたりしてない?」という取り巻きの意見に従い、 中を見たFが変な表情に。 「増えてる」 一万円札が一枚増えてたらしい。 「おー、何かラッキー。これで皆で遊ぶかー!おまえらも捜してくれたしな」と 盛り上がるF一派に、 「ちょっと気持ち悪くない?いちおう交番に行ってみれば?」と進言したけど、 聞く耳持たず、彼らはそのまま浮かれて遊びに行った。 その五日後、Fは下校中に車にはねられて入院した。 ただの偶然といえばそうなんだろうけど、いまだに何か気持ち悪い感じが拭えない。 その数年後、何かの本で、そういう呪術があることを知ってからは尚更。 当時、見舞いに行った時にF本人に「こないだの一万円と関係ある気しない?」と聞いたら 本人はあっさり笑い飛ばしてたけど。…