モノは長く使うほど費用に見合う効果が高まり、環境への負荷も抑えられる――これは一般的な感覚であり、車でも事情は変わらない。 なぜ日本人は「新車」を買い替えなくなったのか? 平均購入価格331万円! トヨタが「いま乗っているクルマ」に仕掛けることとは?――後付けと更新で広がる新たな市場 新車を買うことは、一台分の資源と生産に必要なエネルギーを新たに使うことにほかならない。そのため、まだ乗れる車なら、買い替えを少しでも先延ばしにするほうが、経済的にも環境面でもよいとされてきた。 では、乗り換え先が電気自動車(EV)の場合はどうだろうか。手元の車がまだ問題なく動くなら、やはり先延ばしにするべきなのだろうか。 二酸化炭素排出量を減らすという観点に立つと、驚くべき事実が浮かび上がる。たとえ今乗っているのがおろしたての新車(ガソリン車)であっても、EVへは 「今すぐ乗り換えるべきだ」 という新たな研究結果が報告されたのだ。…