北朝鮮兵捕虜の移送公表で韓国「謝罪要求は有効」 ウクライナは「すでに終結」(聯合ニュース) 北朝鮮軍捕虜の韓国送還事実公開をめぐる韓国とウクライナ間の外交葛藤が解決の接点を見つけることができない。 ウクライナ外務長官は北朝鮮軍捕虜送還関連事案を「終結した」と評価したが、韓国政府は送還事実公開に関連した謝罪および再発防止要求を維持して協議を継続するという立場だ。 アンドリ・シビハ・ウクライナ外務長官は12日(現地時間)、現地メディアRBCウクライナとのインタビューで、ウクライナは善意の表示で北朝鮮軍捕虜2人を韓国に導き、すべての義務を履行したとし「終結した事案だと思う」と明らかにした。 シビハ長官の発言は、北朝鮮軍捕虜送還事実公開をめぐる論議に対して既存の立場を固守し、韓国政府の謝罪要求を事実上拒否したと解釈された。 パク・ドゥスン外交部スポークスマンは13日定例ブリーフィングでシビハ長官の発言と関連して「政府は両国間諸般の懸案が円滑に解決されることを期待している」とし「このためにウクライナ側との協議を続けていき、今もずっとコミュニケーションしている」と話した。 外交部当局者も「終結した事案という発言の正確な意志と背景は分からないが、両国間の円満な解決点を探す上でずっと疎通していることは明らかだ」と話した。 また、政府の謝罪と再発防止の要求が有効かどうかを尋ねる言葉に「そうだ」と答えた。 (中略) 外交部当局者も前日謝罪要求と虚偽公報に対する解明問題が明確に解決すれば、代謝復帰を肯定的に検討できるという趣旨で説明した。 また謝罪の形式についてはウクライナ側が定める問題だとし「国民が納得できる方法で伝えられることを期待する」と話した。 シビハ長官もインタビューで「両国関係では必ず外交が勝利し、今回のことは過去のことになるだろう」とし、外交的解決の可能性を開いた。 (引用ここまで) ウクライナと韓国の外交衝突で、韓国側は大使召還にまで及んでいます。 なんでも「ウクライナ側が謝罪しないかぎり、大使を戻すことはない」のだそうで。 準国交断絶状態といっても過言ではないですね。 まあ、国家元首たるイ・ジェミョン大統領がSNS上で「非公開の同意が破られた!」って拳を振り上げた以上、どこかに振り下ろさないといけないわけです。 さらに韓国政府として「謝罪を要求する」「謝罪がなければ追加措置」とまで行ってしまった。 その拳の振り下ろしどころ、追加措置の結果が「駐ウクライナ韓国大使の召還」にまでなったのですが。 ウクライナ側は「問題は終結した」と外相が発言。 向こうとしては「終わった問題」と認識しているってことでしょうね。 ただまあ、ひとつ大きな問題がありまして。 北朝鮮によるウクライナ戦争への参戦は継続しているわけです。 参戦というか、傭兵というか。 形式はともかく。 その北朝鮮兵がさらに捕虜になった場合、どうするのかってことですね。 ウクライナがその存在を公表したら、そして当該の捕虜が「韓国に行きたい」と言ったら? 韓国は建前として「憲法上、すべての北朝鮮住民も韓国国民」ってことになっています。 行政を行っていないだけで、北朝鮮も韓国領土なのですね。 まあ、建前上は。 ウクライナとしては準国交断絶状態である以上、どうしようもないですね。 ロシア側に引き渡して、自国兵士との捕虜交換に使うしかない。 その時、韓国のメンツは潰れまくるわけです。 韓国側が「じゃあ、こっちで引き取ります」ってなった場合も、やっぱり韓国のメンツは潰れるのですね。 「謝罪要求して大使召還までしているのに、捕虜は引き取るんかい」ってなりますから。 将来に起こりうる事態をひとつも想像せずに「謝罪しろ!」「大使召還!!」ってやっちゃったんでしょうね。 まだ大使館閉鎖までは行ってないので、連絡自体は可能でしょうけども。 もしくは「あ、北朝鮮捕虜いたんですがロシア側に引き渡しました」って事後報告まであるかもしれません。 どれをやられてもメンツ丸潰れなわけで。 大使召還はどう考えても悪手だよなぁ……。 note.comで楽韓noteを開設しています。 中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 韓国はなぜウクライナに噛みつき、北朝鮮には配慮するのか ── 北朝鮮兵士捕虜の韓国移送が見せるイ・ジェミョン外交の矛盾 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…