ワシントンで開かれた「韓国国民の祝日」行事、米情報機関の関係者が一斉に欠席(朝鮮日報・朝鮮語) 韓米同盟が対米投資遅延、クーパンと正統網法問題、鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官の北朝鮮ウラン濃縮施設公開などでギクシャクし、先月29日、駐米韓国大使館がワシントンDCで開催した「国慶日(建国記念日)および国軍の日レセプション」には例年とは異なり、米国政府関係者が大挙参加しなかったと伝えられた。 ワシントンの消息筋は7日、「韓米関係が良好な時は、米政府関係者らが列をなして祝辞を述べたが、今年は少数の実務陣以外はほとんど来なかった。 韓米同盟の危機を肌で感じた」と述べた。 また別の外交消息筋は「中央情報局(CIA)のような情報機関でも毎年レセプションに参加して韓国側と協議する機会にしたが、国情院との情報協力関係が揺れ、今年は情報当局者が一斉に参加しなかった」と話した。 (中略) 姜京和(カン・ギョンファ)駐米大使が先月29日、スミソニアン・アメリカン・アート・ミュージアムで主催した今年のレセプションには、トランプ政権の高官の祝辞がなかった。 米議会からはアンディ・キム上院議員、ジョー・ウィルソン下院議員が出席したが、米政府からはデイビッド・ワイレゾール国務省東アジア太平洋副次官補(局長級)とジェントリー・スティーブンス空軍省国際担当次官補が祝辞に出た。 昨年11月、カン大使がアンドリュー・メロン・オーディトリアムで祝日レセプションを開いた時は、トランプ政権のエルブリッジ・コルビー戦争部政策担当次官、クリストファー・マホニー合同参謀次長、マイケル・ディソムブリ国務省東アジア太平洋次官補などが祝辞を述べた。 ジョン・ノー戦争部インド太平洋安保次官補指名者、マイケル・ボイル海軍本部参謀長らも出席した。 駐米大使館側が集計した出席者は、昨年の1600人あまりから今年は1300人あまりに減った。 (中略) 外交筋は「祝日のレセプションは『大韓民国の誕生日パーティー』のような性格の行事だが、これを祝いに来た米政府高官があまりいなかったという事実が何を意味するのか考えてみる必要がある」と話した。 このように今年の祝日レセプションの出席者が減った理由と祝辞に出た米政府関係者のレベルが低くなった背景を問う本紙の質疑に外交部は同日、答弁しなかった。 (引用ここまで) 韓国の建国記念日にあたる開天節は紀元前2333年に檀君が古朝鮮を開いたと設定されている日で祝日となります。 在外公館でもレセプションが行われます。 んで、アメリカで行われたレセプションの出席者がしょぼかった、とのニュース。 ……まあねえ。 韓国人はあまり把握できていないようですが、クーパン事態や対米投資の遅延などで米韓関係はかなり悪化しています。 7月にはカン・ギョンファ駐米大使が一時帰国して、政府当局に現状がかなりまずいことを説明していたほどです。 クーパンの代表への国会聴聞会の様子を撮影した映像がアメリカ議会関係者流されて、あまりの叩かれ具合に「……ここは中国なのか?」って感想をもらったのも記憶に新しいところ。 まあ、この「レセプションへの出席者が少なかった。高位当局者も少なかった」ってだけならまだ「イラン戦争もあるし」なんてことも言えたのでしょうが。 類似事例が山ほどあるんですよね。 まず、韓国の諜報機関である国家情報院(旧KCIA)の職員を在米大使館の職員として派遣しようとしたところ、アメリカからビザ発行を拒絶されているとのニュースがありました。 韓国の情報機関職員派遣、米がビザ拒否【独自】(朝鮮日報) これに対しては「遅れているだけだ」って釈明が国情院からあったのですが。いまだにこのビザが出たとの報道はありません。 韓国情報機関 米国の職員へのビザ発給拒否報道「事実でない」(聯合ニュース) さらに与党前代表のビザも発給されなかったことが判明。 「国会議員で与党の前代表」であるチョン・チョンレに、ですよ? 韓国与党前代表の訪米ビザ出ず 外交部「韓米関係と結び付けるのは不適切」(聯合ニュース) 「外交関係と結びつけるのは不適切」なんだそうですわ。 ロシアへの石油製品輸出を指摘するのも不適切、でしたっけね。 さらにさらに、日米韓での諜報機関の実務者会議から国情院が弾かれたとの報道があり。 米国「韓国国家情報院は韓米日会議に来るな」…わざわざ公文書で通知(中央日報) おまけに「国情院長が訪米を拒否された」とのニュースも出てきました(国情院側は否定。ただし、日米韓会議から弾かれたことは事実上認める)。 イ・ジョンソク国家情報院長「訪米不発」真実攻防……国情院「虚偽報道、強力対応」(アジア経済・朝鮮語) この情報をもたらしたのが先日のオッパ疑惑によって法務部長官(法相に相当)就任を阻止したハン・ドンフンであることからまた紛糾してたりします。 ……まあ、政府高官やら閣僚の多くが反米派であることも確かではあるので。 現状のトランプ政権がそうした人物像を嫌っているってのは間違いなくあるでしょうけどね。 でもまあ、これが実際の米韓関係であるってのは間違いないところです。 note.comで楽韓noteを開設しています。 中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 韓国はなぜウクライナに噛みつき、北朝鮮には配慮するのか ── 北朝鮮兵士捕虜の韓国移送が見せるイ・ジェミョン外交の矛盾 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…