李大統領 年内のCPTPP加盟申請見送りを指示=農家などの反発念頭(聯合ニュース) 韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は8日、政府が推進する包括的・先進的環太平洋経済連携協定(CPTPP)加盟に関し、年内の申請を行わないよう関係官庁に指示した。 政府が投機目的の土地取得を取り締まるために行っている農地調査を巡り農業従事者の懸念が高まっているなか、農畜水産業への影響が予想されるCPTPPへの加盟を一方的に推進することで政府への不信感がさらに増す恐れがあることを念頭に置いた措置とみられる。 青瓦台(大統領府)の姜由楨(カン・ユジョン)首席報道官は、李大統領が「期限を決めず、誠意を持って農家・漁師の声を十分聞きながら対話してほしいと述べた」と伝えた。 (引用ここまで) 韓国が年内のCPTPPへの加盟申請を断念したとのニュース。 ま、でしょうね。 ふたつの理由があると御漏れます。 まず、現在の支持率では加盟申請時の支持率下落を吸収できないと判断したってことです。 これが60%を超えるくらいの支持率をキープできていれば、農業・漁業票を失ってもまだ耐えられるくらいだったのでしょうけども。 現在の支持率は30%台後半。とてもじゃないですが、それらの業界票を失うことはできないと。 もうひとつは日本製水産品の輸入再開をに踏み切れなかったってことでしょうね。 これも支持率下落につながるもので、そのリスクを冒せないと判断したわけです。 一時期、「日本が韓国のCPTPP加入を後押しする」だの「水産品の輸入再開は考慮しない」だの語っていたメディアがありましたね。 それを見て大はしゃぎしてた輩もいましたが。 ま、そんなこた最初からできるわけないんですよ。 CPTPPは相当に厳格なルールベースの自由貿易協定ですから。無理無理。 ただまあ、これでイ・ジェミョンが任期中にCPTPPへの加盟申請をすることはできなくなりました。 次の総選挙が28年4月です。今年中に申請することができればなんとか支持率の下落も時間が吸収できたのでしょうが。 来年の申請では翌年の総選挙にあからさまな影響が出てしまうことでしょう。 イ・ジェミョンの任期は30年6月まで。 総選挙をやりすごしたら残りざっくり2年。 共に民主党が現有議席をキープできるくらいに勝てれば別ですが。 まあ、少なくともそこまで勝てる状況ではまったくないですね。 まだ総選挙まで1年半あるから外的要因でどうなるかも分かりませんけども。 現在の経済状況が続けば、現状の低支持率のままってことですから。 総選挙が終わった後にやぶれかぶれで加盟申請とかあるかなぁ……。 元大統領の故ノ・ムヒョンは信条としては反米だったのですが、国益を考えて米韓FTAを結ぶとかやれていました。イラク派兵もすごい判断でしたね。 そうした「君子豹変す」を「ただ単に裁判から逃れるためだけに大統領になった男」ができますかねー。 note.comで楽韓noteを開設しています。 中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 「世を治め、民を救う」って言葉に怒り狂う人々……えっと、経世済民って知らないです? 知らんか。じゃあ、しゃあない 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…