1. 匿名@ガールズちゃんねる 事件当時、大学1年生だった長兄と中学3年生だった次兄を主人公に、2人の半生を1人称で語っていく『僕とぼく』を原作に、漫画『ひみつ』が描かれた。 10月8日のコミカライズ発売を記念して、被害者遺族の次兄、原作者で毎日新聞記者の川名壮志さん、『ひみつ』作者の棚園正一さんに、特別鼎談を行ってもらった。 ■「父はコミカライズを嫌がっていた」 次兄 実はコミカライズについて、父は一貫して嫌がっていました。やはり絵になると、頭に残りやすいというか、結構インパクトが強いですよね。それはやっぱり棚園さんの作画によって、当時の状況や空気感をすごくきっちり捉えられてからこそなんです。 棚園 原作は許容していたお父さんが、漫画になった時に、拒否反応があったんですね……。 川名 そうなんです。そもそも、棚園さんがどうやったら間違わないか、合っているかと非常に迷いながら忠実に書いてくださっているのも、すごく伝わってはいるんです。そして、原作となる私の著書も、活字でかなりリアルなシーン、生々しい表現もしたつもりでした。それが、絵で見た時に、御手洗さんは「動揺した」と言っていたのです。 でも、私はこれこそが漫画の強さだと思っていて、人の心にストンと落とせる力があるんですよね。どうしたって事件の話なので、娘が殺されたシーンなども出てくるわけです。私も詳細を書いたし、新聞や雑誌などでも事件を詳報しています。漫画はある程度はデフォルメされたものであって、現実ではないという前提に立っているのに、御手洗さんが「動揺した」というのは、やはり棚園さんが入魂して描いてくださったことと、作画の持つ視覚的なパワーがあるんだなと思いました。 棚園 でも、本当に難しいですね……。実際にあった事件ですし、大切な娘さんの命を奪われた遺族の方々がいて、その出来事を元にして作品化しているわけです。だからこそ、単に消費される情報として流れていくものではなく、ちょっとでも誰かの心に何かが残るような作品になればという思いはあります。私の気持ちとしては、まだ着地点は見当たらないのですが……。何と言っていいかはわからないのですが、ありがとうございます。 2026/10/08(木) 17:08:19…