1: シャチ ★ 2025/07/28(月) 11:46:40.74 ID:hwyBYY9z9 2024年以降、グリラス、クリケットファーム、バグモなど、日本国内で「食用コオロギ」を扱うベンチャー企業の廃業が相次いでいる。栄養価が高く、環境負荷も低い──国連も推奨する「正しさ」をまとい、数年前まで大きな注目を集めていた「昆虫食」は、なぜ突然曲がり角を迎えたのか。その背景には、新技術を用いて作られた「食」が社会に普及するうえで避けては通れない根源的な課題がある。 消費者心理や感覚マーケティングを専門とし、「食」にまつわる心理を研究する東京大学大学院経済学研究科・講師の元木康介氏は、「身体に取り込む“食”は、消費行動のなかでも特殊です。嫌悪感や安全性への懸念など、そこにある心理的特性を踏まえなければ、代替食品を普及させるのは難しいでしょう」と語る。 フードテックの未来を左右する、新たな食に対する根源的な「抵抗感」とは何か。そして、企業はこの「感情の壁」をどう乗り越えればよいのか。以下略…