1: 匿名 2026/09/20(日) 11:34:05 「道に100円が落ちていたら、どうしますか?」──鈴鹿央士の問いに、叶姉妹はこう答えた。「見えません」シネマトゥデイ叶姉妹、道に100円が落ちていたら? 規格外の金銭哲学に鈴鹿央士タジタジ『藁にもすがる獣たち』|シネマトゥデイ「道に100円が落ちていたら、どうしますか?」──鈴鹿央士の問いに、叶姉妹はこう答えた。「見えません」。姉・恭子は普段、正面から斜め45度以上に顔を上げた姿勢で歩く、と美香が明かす。だから足元の100円は視界に入らない。「100円はもちろん、とても大切なお金。だけど見えなかったら仕方ない」。笑いを誘う答えでありながら、これは後半で明かされる彼女たちの人生哲学の伏線でもある。・圧倒された鈴鹿は、いつしか本気の相談を始めていた。仕事を続けるか迷っている人に「辞めていい」と言うのが優しさとされる風潮に、自分は違和感がある。しんどくても続けてきたから今この場所にいる。あと1日頑張れば見える景色があるかもしれないのに、と。じっと聞いていた叶姉妹の答えは…何も言わず、そっとチョコレートを差し上げればいい。人の人生に言葉で関わるなら、その責任を持つ覚悟が要る。持てないのなら、黙って甘いものを渡すほうが優しい──見えないものは見えないままでいい、という100円の哲学が、ここで静かに人間観へと接続される。…