276: 本当にあった怖い名無し 04/10/18 18:59:32 ID:B2fX8XJ1 何か小説でもあった話だそうだけど、 夜中に寝てたら、か弱い男の声で 「これから自頃します。すみませんが、介錯というか・・・・・ ちょっとお話をして、僕の最期を聞き届けてください。」 て携帯にかかってきた。 で、あっけにとられて黙っていたら 「ちょっとの間でいいんです。すぐ済みますから・・・・」 なんて言うから、その時点で警察に通報して救助なんてまず無理だと思った。 少しでも変な言動を起こしたら飛び降りかねない・・・そんな空気が 電話越しに伝わってくる。 ここはひとつ説教の一つや二つかまして時間を稼ぎ、向こうの状況を把握するのが 先決だと思い、聞き耳をたてると車の走る音が聞こえる。 屋外にいることは分かった。おそらく投身自頃でも考えているのだろう。 もしや知人では?と思って液晶表示を確認してみたが非通知。 「非通知だけど、まさか知り合いじゃないよね?」と・・・・それについて聞いてみた所、 「自分の携帯番号の最期の2ケタに自分の歳を足して」かけたのだそうな・・・。 とりあえず自頃を止めようと思った。けど言葉が出ない。 自頃志願者に、自頃するな!って言うとき・・・一体なんて声をかけたらいい? そんなことを暫く考えていたら、相手が何かボソボソ言ってるので 続く…