1: ななしさん@発達中 2026/07/23(木) 10:38:16.51 ● BE:837857943-PLT(18184)ID:KR4G3cJY0 【新しい階級社会】ものすごく貧乏で結婚もできない、日本に新たに出現した「アンダークラス」労働者階級の上下分裂と「アンダークラス」の出現──近年になって「新しい階級社会」が生まれてきたということですが、この「新しい階級社会」の「新しさ」とは、どういう点にあるのでしょうか。橋本 それは、労働者階級が上下に分裂してしまったという点です。どういう意味かと言いますと、資本主義社会で圧倒的に多数を占める階級は、もちろん労働者階級です。ところが労働者階級の人は、そのうち年をとって労働力を失って引退していきます。新しく後継者が生まれてこなければ困りますから、労働者階級は家族を形成して子供を生み育て、次の世代の労働者階級を世に送り出していかなければならないわけです。そうでないと資本主義社会は存続できません。ところバブル崩壊あたりから、学校を出てすぐに正社員ではなく非正規労働者になり、そのまま非正規労働者としてずっと働き続ける人が出現してきました。先ほど述べたように、それ以前の非正規労働者というのは学生アルバイト、パート主婦、定年退職後の嘱託という、人生の一時期だけを非正規労働者として過ごす人々でした。ところがここに、学校を出てすぐ非正規労働者になり、そのまま非正規労働者であり続ける、人生の大部分を非正規労働者として働くという人々が出現してきたわけです。そして日本の場合、特にそれまでの非正規労働者は学生アルバイト、パート主婦、嘱託でしたから、必ずしもその給料だけで生活しなければいけないわけではありませんでした。学生は親に支えてもらっており、パート主婦は夫に支えられている。定年後の嘱託は退職金ももらい、すでにたくさん財産があるので小遣い稼ぎ程度でいいという人々です。そのため非正規労働者の賃金はすごく低くても構わないという、そういう仕組みができていたのです。それがいまは、新しく学校を出たばかりの若者たちに適用されていくわけですから、これらの若者たちはものすごく貧乏です。結婚して子供を生み育てることはできません。そもそも、結婚して子供を生み育てるというのは、もちろん本人の自由ですが、文明社会においてやりたかったらできる条件がなければ、本当はおかしいのです。子供を生み育てる、次の世代に育てるというのは、いわば生物種としての満たされていなければならない基本的な条件のはずですが、これが満たされない人々が生まれてきたということです。つまり労働者階級が本来持っているはずの基本的条件に欠けているわけです。その意味で、非常に異質な存在だと言わなければならないと思います。これが新しい、いままでの4階級に加えられた階級で、私は「アンダークラス」と呼んでいます。この新しいアンダークラスという層がいままでの4階級に加えられたということが、新しい階級社会という意味になります。…