
転載元: 鉄チーズ烏 ★ 2025/07/14(月) 19:37:45.90 ID:uIhg83W69 7/14(月) 17:32配信 Number Web 井上一樹監督のもとで奮闘を続けているものの、慢性的な貧打に苦しむ中日ドラゴンズ。球団にとって根の深い課題となった得点力不足を解消する手立てはあるのか? 野球のデータ分析を専門とするアナリストに話を聞いた。(全2回の1回目/後編へ) 「打てない中日」を象徴する“ふたつの奇策” セ・リーグ5位の中日は7月9日から4連勝として14日時点で3位のDeNAに2.5ゲーム差まで迫った。だが現状は37勝44敗(2分)の借金7、交流戦後に限っても6勝8敗と、なおも厳しい戦いが続いている。 その主要因といえるのが、立浪和義前監督時代から続く慢性的な得点力不足だろう。1試合あたりの平均得点2.52(209得点/83試合)は12球団でもっとも低い。打者不利のバンテリンドームと打者有利の神宮球場という本拠地の違いは大きいとはいえ、主力に負傷者が続出し不振をきわめるヤクルトの2.66(210得点/79試合)をも下回っている。 とにかく点が入らない――そんな中日の苦闘を表す象徴的なシーンが二度あった。一度目は4月30日の阪神戦。4対4で迎えた9回2死満塁、一打出ればサヨナラの場面で、山本泰寛がまさかのセーフティーバントを敢行。しかし阪神の桐敷拓馬が落ち着いてホームに送球し、フォースアウトで奇襲は失敗に終わった。なお試合は延長11回、カリステのサヨナラ犠飛で中日が5対4で勝利した。 二度目は6月28日の広島戦。1対2のビハインドで迎えた9回2死一、三塁という状況で、三塁走者の尾田剛樹がホームスチールを狙う。ヘッドスライディングで滑り込んだものの、広島バッテリーの素早い対応でタッチアウト。リクエストでも判定は覆らず、本盗失敗でゲームセットという後味の悪い結末となった。 一度目は山本が自ら判断したバント、二度目はサインによるホームスチールと経緯は異なるものの、気になるのは一打サヨナラや同点の9回に“奇策”をとらなければならないほど、「打てない」という意識が選手にも首脳陣にも染み付いている点だ。もちろん、極端な“投高打低”の環境やバンテリンドームの特性などは考慮すべきだろう。だがそれ以上に、「うちは貧打だから」という後ろ向きの認識が、負のスパイラルを呼び込んでいるような印象を抱いたファンも多いのではないだろうか。 (以下略、続きはソースでご確認下さい)…