
1: 名無しさん 2026/07/06(月) 13:32:27 世界最高品質のバニラの香りを宮崎から――。 老舗香料会社の小川香料(東京)が宮崎県新富町でバニラ栽培に取り組んでいる。 4年の試験栽培を経て、今春は約7千株が次々と開花。 来年にも食品や香水、芳香剤などに使われる香料として商品化される見通しだ。 同社が子会社を設けて新富町のハウスで試験栽培を始めたのは2022年。 前年には農産物の香りを通じた県産品の知名度、ブランド向上などを目的とした連携協定を県や町と結んだ。 同社によると、アイスクリームやプリンなどの菓子、香水などに幅広く使われるバニラは、生産の大部分がアフリカ大陸東岸沖の島国、マダガスカルに集中している。 天候不順などの影響を受けやすく、過去には価格が高騰したこともあった。 市場からは安定供給が求められる中、宮崎では県総合農業試験場が商業化のためのバニラ栽培技術を長年にわたり研究してきた。 こうした背景もあり、商業化を目指した栽培の地として宮崎を選んだという。 ユニークなのは調香師がイチから栽培に関わっている点だ。 同社の調香師だった松本克之さんが場長となって新富町に住居を移し、付きっきりで約40アールのハウス内に植えられた約7千株のバニラの世話を続ける。 バニラは朝方に開花すると昼にはしぼみ、受粉しなければ落花する。 自家受粉が出来ないため、手作業で授粉作業を行う開花の時期は大忙しだ。 暑い地域で育つ植物なのに猛暑には弱い。 夏場に実がボロボロと落ちて頭を抱えたこともあった。 それでも、開花、授粉、実った豆の収穫から、香りを引き出すための「キュアリング」と呼ばれる豆の発酵と乾燥まで、一連の工程に携わったことで得たものは大きかった。 「調香師として、マダガスカル産のバニラの香りが最高峰と教わり、そう思ってきた。 だが、それを超えられるのではという思いが強まった」。 キュアリングまでの工程に工夫を凝らすことで幅広い香りの表現が可能になり、手応えを感じたという。 1日にはお披露目の「開花記念式典」が催され、知事や町長も授粉作業をして祝った。 来春には200キロの収穫を見込み、31年ごろには約1.5トンまで増やす目標だ。 松本さんは目指すバニラの香りを「まろやかで、奥深く、決してとがっていない」と表現した。 最高品質のバニラ、宮崎から来春商品化へ 調香師がイチから栽培:朝日新聞 世界最高品質のバニラの香りを宮崎から――。老舗香料会社の小川香料(東京)が宮崎県新富町でバニラ栽培に取り組んでいる。4年の試験栽培を経て、今春は約7千株が次々と開花。来年にも食品や香水、芳香剤などに…朝日新聞…