『25年ぶり優勝』の裏にあったカープ打撃陣の変化。当時の石井琢朗コーチが遂行した『意識改革』 ◆意識は守備目線での攻撃 — 昨シーズン(2015年シーズン)打線は得点力不足に泣きました。昨季、守備走塁コーチという立場からどのように分析されていましたか? 「攻撃というのはどうしても打つ方に目がいってしまいがちなんですが、打撃と走塁を含めて点を取れることだと思っています。昨季は打つ打たないという部分だけではなく、走塁面も含めての得点力不足だったのではないかと思っています。僕も昨季は走塁面を担当していたので、そういった意味でも責任を感じています」 — 昨季オフに一軍打撃コーチに就任された訳ですが、どのような思いで打撃コーチに臨まれたのでしょうか。 「守備を担当していたときも感じていたのですが、守備と攻撃というのは表裏一体だと思っています。攻撃のときは守備のことを考える、守備のときは攻撃側のことと守備体系などを考えながら守るということを考えていました。 得点力不足だとしても、打つだけじゃないと僕は考えていますし、攻撃というのは守りからのリズムでつくるものだったりもします。あまりに打つということだけに固執した考えではなく、もう少し全体的に視野を広げるべきだと考えていました。 それらが頭にあったなかで今季から肩書が打撃コーチになりましたが、見方としては守備側からの目線での攻撃です。どういう攻撃なら得点が上がっていくかと考えていました」 ・意識と言うのは確かに大事だと思う。進塁打を打とうと意識すれば当然そういう打ち方になる。出来ないということは意識してないということ。そういうことを指摘するコーチがいないんだろうね。…