1: 煮卵 ★ XKZeoJuO9 2026-05-30 11:33:34 本屋に行けば、無数の本の表紙にいる猫と目が合う。2月22日は「猫の日」とされ、飼育数は十年近くにわたって犬を上回り続けている──。 猫の影響力は、日本社会のあらゆる面に及んでいる。最近の調査報告によると、2026年の猫の経済効果「ネコノミクス」の規模は3兆円に上るという。 「猫の力」を感じるには、東京のレトロな下町・谷中銀座に行けばいい。この街の看板には猫が溢れ、猫形の和菓子を食べたり、猫モチーフのオリジナル判子を作ったりすることができる。 夏目漱石が、猫の視点から描いた名作『吾輩は猫である』を発表してから一世紀以上──いま、日本文学の世界的ブームが、猫をマーケティングの巨人へと変貌させている。 村上春樹の超現実主義的な小説にも猫は頻繁に登場するし、有川ひろの『旅猫リポート』や平出隆の『猫の客』でも彼らは重要な役割を果たしている。猫とほとんど無関係な書籍の表紙にさえ、猫の持つマーケティング力が活用されるほどだ。 「ビッグビジネス」を生む猫 日本は、飼育されている犬と猫の数が15歳未満の子供の数を上回るペット愛好国だ。ペットフード協会の調査によると、2025年の時点で、日本の家庭で飼われている猫は880万匹で、犬の680万匹を超えている。また、同調査によれば、猫を飼う家庭が猫の生涯で費やす金額は平均約180万円(1万1300ドル)にもなるという。 そうした献身的な愛こそが、猫を「ビッグビジネス」たらしめている。関西大学名誉教授の宮本勝浩は、最新の「ネコノミクス」に関するレポートで、2026年に猫が日本経済にもたらす経済効果は3兆円近くに達すると試算した。 猫カフェへの消費支出や写真集などの売り上げ、キャットフードメーカーの売り上げ、人件費などを組み合わせた試算として、宮本はこの数字が2025年の大阪・関西万博の経済波及効果をわずかに下回る程度だと指摘する。 日本で猫と暮らす著名な飼い主の筆頭は、天皇・皇后両陛下だ。高市早苗首相も、犬より猫派であることを公言している。 Justin McCurry 2026/5/30(土) 10:30 [COURRiER Japon]…