1: 煮卵 ★ XRGra7849 2026-05-26 10:43:19 政府が2030年度から正式な教科書として導入を目指すデジタル教科書について、読売新聞は今月、全国の小学校長にアンケートを実施した。回答した149人のうち9割を超える校長が小学校低学年(1、2年)で「紙のみ」「紙中心」の教科書の使用を希望した。中学年(3、4年)は8割だった。学校現場で紙中心の学びを望む傾向が明らかになった。 デジタル教科書を正式な教科書とする関連法案は4月に衆院を通過。参院審議が近く始まり、6月中に成立する見通しだ。成立すれば、今の「紙のみ」の教科書に「紙とデジタルを組み合わせたハイブリッド」「完全デジタル」が加わる。 調査では、子どもが学ぶのに望ましい教科書を、▽紙のみ▽紙が中心のハイブリッドで、デジタルは補助的な使用▽デジタルが中心のハイブリッドで、紙は補助的な使用▽完全デジタル――から選んでもらった。 「紙のみ」と「紙が中心」の割合は、小学校低学年は94%、中学年は80%、高学年(5、6年)は54%だった。理由を自由記述で聞いたところ、「小学生には、紙の教科書のほうが思考が深まる」との声が相次ぐ一方、「視力や健康面が不安」などデジタルの課題を挙げる意見もみられた。 教科別では、「紙のみ」「紙が中心」は、国語で低学年96%、中学年83%、高学年63%に上った。算数もそれぞれ90%、75%、52%だった。社会と理科の中学年も「紙」を選ぶ割合が「デジタル中心」「完全デジタル」を上回った。 「デジタル中心」「完全デジタル」が高かったのは英語(66%)などだった。デジタル教科書の正式教科書化への懸念は「ある」と「どちらかといえば、ある」を合わせて72%だった。 読売新聞は今月、47都道府県の小学校長会などを通じて校長会会長、副会長ら各4人(計188人)を対象にインターネット調査を依頼し、149人から回答を得た。回答率は79%。 ◆デジタル教科書=現行制度では、紙の教科書と同じ内容を端末に表示して使う代替教材。学校教育法改正案などが今国会で成立すれば、現在の「紙のみ」の教科書に「紙とデジタルを組み合わせたハイブリッド」「完全デジタル」が正式な教科書に加わり、検定や採択の対象となる。 [読売新聞] 2026/5/26(火) 5:00…