1: 匿名 2026/05/03(日) 11:00:29 「それでも僧侶ですか?」戒名授与で激怒する遺族との縁を、僧侶があっさり切ったワケ私は東北地方某県に存する東法院の住職だ。しかし現在の私は葬儀や法事に「派遣される僧侶」としてどうにか暮らしを立てている。派遣組織は、その紹介で利益を上げる僧侶派遣会社や葬儀社だ。「明朗会計の安心葬儀」といった内容のテレビCMを流す大手から、個人経営の零細まで、多くの業者が存在している。依頼を受け、現地に赴き、布施を受け取り、導師を務め、経をあげる。後日、受け取った布施の中から、依頼元の派遣会社に手数料を振り込む。本書の内容は、私が実際に体験した事実にもとづいていることを仏に誓ってお約束する。※この記事は、松谷真純『葬式坊主なむなむ日記』(三五館シンシャ)の一部を抜粋・編集したものです。ペンネームであり、宗派や寺、関係先、派遣会社の名称などについては仮名です。ダイヤモンド・オンライン 今回の依頼は「大姉号」だ。通常、檀家寺で授与してもらおうとすると最低でも30万円以上するし、お寺によっては50万円を超える。 ところが、「気配りのお葬式」社のホームページには7万円と案内されている。一般的プランでは戒名は「信女」だ。追加料金を払って「大姉号」を希望されるわけで丁寧にヒアリングすることにした。僧侶もサービス業というわけだ。 ・ お母さんの在りし日のエピソードを話し始めて、なかなか終わらない。これは困ったなと思った。 「戒名は3文字しかないので、あまり細かいことをおっしゃられても反映できないのです。すでにたっぷりうかがいましたので、あとはおまかせいただいて決まったらお伝えしますね」 「残された家族の気持ちを考えてください!われわれは母を亡くし、悲しみに打ちひしがれているのです。母を心安らかに送りたくて高いお金を払ってお願いしたんですよ。もっときちんと話を聞いてくれたっていいでしょう!」 「『できるかぎり、お母さまの思い出をうかがい』と言いましたよね。あれは噓なんですか?あなた、それでも僧侶なんですか?遺族にこんな仕打ちをして僧侶として恥ずかしくないんですか?」 強い口調で責められて我慢ができなくなった。 「わかりました。できるだけ良い戒名をとは考えていましたが、私ではご不満なようですからもうやめましょう」…